2023年に入ってから導入を発表する国や地域が続々と増えている「CX-60」ですが、ついに南米にも導入されています。
CX-60に関しては2022年に「日本」「欧州」「オーストラリア」で正式発表されていますが、今年に入ってからは「南アフリカ」「グアテマラ(中米)」「カタール(中東)」「フィリピン(ASEAN)」でも導入開始。
続々と導入地域が拡大しているCX-60ですが、ついに南米にも導入が開始されました。
今回CX-60導入を正式発表したのはアルゼンチンに隣接している「チリ共和国」
〇チリマツダ公式HP・CX-60専用サイト
〇チリの自動車メディア「autocosmos.cl」の記事。
リンク先によるとチリマツダは6月14日(現地時間)に開催したイベントでCX-60の導入を正式発表すると同時にソウルレッドクリスタルメタリックとロジウムホワイトプレミアムメタリックの実車も現地初披露。
チリマツダ公式HPではラインナップも公開されていますが、注目すべきは導入されるパワートレインの種類。
・「PRIME」・・・・・・・・SKYACTIV-G 2.5(NA)モデル
・「PREMIUM SPORT」・・・e-SKYACTIV-G 3.3ターボモデル
・「PREMIUM SPORT D」・・e-SKYACTIV-D 3.3モデル
・「SIGNATURE」・・・・・・e-SKYACTIV PHEVモデル
これまで2023年にCX-60導入を正式発表した国に導入されるパワートレインは最大でも2種類でしたが、チリでは4種類も導入されます。
これは日本仕様と並んで最も種類が多い国になりますが、チリで販売されているマツダ車でディーゼルエンジンが設定されているのはピックアップトラックの「BT-50」のみなので、乗用モデルでディーゼルエンジン搭載モデルが導入されるのは少し予想外でした。
最初に紹介したようにCX-60の導入地域は今年に入ってかなり増えましたが、今回さらに南米が含まれたので、さらに販売地域が広がった事になります。
2021年10月にマツダから発表されたニュースリリースを見る限りだとCX-60は道路や駐車場が比較的狭い欧州や日本向けと思っていましたが、実際は道路や駐車場が広そうな国や地域にも導入されているので、ラージ商品群SUVの中で最も導入地域が多いモデルになるかもしれません。
そうなるとCX-70はただ単純にCX-60をワイドボディにしただけのモデルではなくかなりキャラクターが異なる可能性も考えられますね・・・。
マツダは今年後半にかけてCX-70とCX-80を正式発表する予定ですが、ラージ商品群SUV4車種の導入地域がどうなるのか気になるところです。