今年に入ってから導入地域がどんどん広がっている「CX-60」ですが、今回は純正装着タイヤに関する話題を取り上げます。
昨年9月に欧州と日本で発売開始されたCX-60で20インチモデルにはBRIDGESTONE製のタイヤ(ALENZA 001)が純正装着されていましたが、昨年12月にトーヨータイヤ製(PROXES Sport)も純正採用される事が発表。
発表後しばらくは実際に装着している車両が出てきていませんでしたが、4月に入ってからカンボジアの販売店の展示車両で実際に装着されてるのを初めて確認。
その後もCX-60導入を発表する国が続々と出てきたので、新たに導入を発表した国の展示車両を中心に純正装着タイヤをチェックしてみました。
カンボジアの展示車を見つけた直前にCX-60導入を正式発表していたのが南アフリカですが、現地の販売店に届いている実車をチェックすると"TOYO TIRE"である事が確認できます。
〇南アフリカの自動車購入情報サイト「Gumtree」に掲載されているCX-60
カンボジアの展示車を見つけてから最初にCX-60導入が正式発表されたのは中米・グアテマラですが、発表イベント会場に展示されてる車両をチェックすると・・・。
〇グアテマラの経済系メディア「República」が公開したニュース動画。
イベント会場には2台のCX-60が展示されていたようですが、プレスカンファレンスを行った場所に展示されてるロジウムホワイトの車両に装着されてるタイヤをよく見ると"PROXES Sport"のロゴが確認できました。
〇カタール
グアテマラに続いてCX-60導入を正式発表したのが中東・カタールですが、こちらの発表ベント会場に展示されている車両も・・・。
こちらの会場も2台のCX-60が展示されていたようですが、ソウルレッドの車両をよく見ると"PROXES Sport"のロゴが確認できました。
〇フィリピン
そしてつい先日CX-60導入を正式発表したのがフィリピンですが、現地メディアで紹介されている広報車両を見ると・・・。
〇「TopGear」フィリピン版の記事
現地メディアには2台の広報車両が公開されたようですが、どちらの車両も"TOYO TIRE"のロゴが確認できます。
さらに、先に紹介した2か国と違ってフェンダーアーチやボディ下部がボディ同色のモデルに装着されているのもポイント。
今年に入ってからCX-60導入を正式発表した国は以上となりますが、いずれの国でもトーヨータイヤを装着した車両が届いているようです。
さらに、日本と同時に発売が開始された欧州(ドイツ)の新車在庫を改めてチェックすると、こちらでもトーヨータイヤを装着した車両がいくつか確認できました。
〇ドイツの自動車購入情報サイト「mobile.de」に掲載されているCX-60の新車在庫。
Mazda CX-60 e-SKYACTIV-D 254 Homura Driver Assistance als SUV/Geländewagen/Pickup in Straubing
Mazda CX-60 e-SKYACTIV-D 254 AL-HOMURA DA-P CON-P PRE- als SUV/Geländewagen/Pickup in Magdeburg
簡単に調べた限りですが、欧州では4月末~5月初めに入荷したCX-60からトーヨータイヤを装着した個体が含まれるようになったようですが、偶然なのか装着されている車両は全てディーゼルエンジン搭載車でした。
ただ、ほぼ同時期に入荷したと思われるディーゼルエンジン搭載車でもBRIDGESTONE製を装着しててる車両も複数あったので、ランダムに装着されてる可能性が有力でしょうか・・・?
CX-60は全て防府工場で生産されていますが、ここまで取り上げた情報を見る限りだとトーヨータイヤの供給が本格始動したのは間違いなさそうです。
ただ、Twitter等を見る限りだと日本仕様でトーヨータイヤが装着されていた話はまだ見かけないので、今のところは海外向けのみの可能性があるかもしれません。
純正装着タイヤなのでメーカーの違いはほとんど無いとは思いますが、個人的にサイドウォールのデザインはトーヨータイヤの方が好みなので、装着した場合の乗り心地や走りがどうなるのか気になるところです。
(素人の感覚の話ですがBRIDGESTONE製のタイヤは意外に硬めのイメージもあるので・・・コンパウンド等が関係してるのでしょうか?)