つらつらとMAZDA

マツダに関する備忘録的ブログ。

「CX-50 ハイブリッドモデル(中国仕様)」の車両情報が一部公開、エンジンやボディカラーで気になる部分も・・・。

(画像 長安マツダ)

中国では今年後半に発売開始されるのが有力視されている「CX-50 ハイブリッドモデル」ですが、現地では車両情報が一部公開され始めています。

 

 

CX-50 ハイブリッドモデル(中国仕様)は今年4月の上海モーターショーで正式発表されて今年後半に発売予定。

上海モーターショーの会場では実車も展示されていましたが、この時点でエンジンルームや詳細スペックは非公開となっていた事からまだまだ不明な部分が多い状況・・・。

しかし、複数の現地メディアによると今月に入ってCX-50 ハイブリッドモデルの車両情報が一部公開されたようです。

 

 

「autohome.cn」

「太平洋汽車」

「yiche.com」

中国では新型車を発売する前に車両情報を「中華人民共和国 工業情報化部(工信部)」へ届出する必要があり、届出があった新型車一覧が公式HPに公開されるシステムとなっています。

一部メディアによると届出一覧は毎月14日頃に公開されるようですが、今月公開された届出一覧にCX-50 ハイブリッドモデルが含まれていました。

中華人民共和国 工業情報化部公式ニュースリリース

AWDと思われる車両(AWDのリアエンブレムあり)

混合动力多用途乘用车

(画像 中華人民共和国 工業情報化部)

②FFと思われる車両(AWDのリアエンブレム無し)

混合动力多用途乘用车

(画像 中華人民共和国 工業情報化部)

どちらの車両もフロントフェンダーと"長安马自达"のリアエンブレム下に専用のエンブレムが確認できるのでハイブリッドモデルで間違いありません。

上海モーターショーで展示されていた車両はAWDモデルでしたが、今回公開された資料だとFFモデルも用意されるようですね。

基本的にはすでに発売されている純内燃機関モデルと同じですが、ルーフレールやサンルーフ部分を写した画像をよく見るとボディカラーがMAZDA2に採用された「エアストリームブルーメタリック」のように見えます。

現在CX-50に設定されているポリメタルグレーメタリックとはやや色味が異なるので、MAZDA2に続いてCX-50にもエアストリームブルーメタリックが設定されるかもしれませんね・・・。

左:エアストリームブルーメタリック、右:ポリメタルグレーメタリック (画像 MAZDA)

 

そして、今回公開された資料には車両諸元や一部スペックも掲載されていますが、その中で気になったのはパワートレイン関連。

(画像 中華人民共和国 工業情報化部)

・エンジン排気量・・・・・・・・2,487cc(2,500cc)

・最高出力・・・・・・・・・・・131kW(178ps)

・エンジン形式・・・・・・・・・A25D

・エンジンメーカー・・・・・・・・・広汽トヨタエンジン有限会社

・バッテリー製造/組立メーカー・・・・・・プライムアースEVエナジー

CX-50 ハイブリッドモデルに関しては当初からトヨタ製のハイブリッドシステムを採用する事が各方面で公表されていましたが、今回の資料でもバッテリーメーカーがプライムアースEVエナジートヨタ/パナソニック合弁会社)と明記されているのでほぼ間違いなさそうです。

一方で気になるのはエンジンメーカーが広汽トヨタエンジン有限会社となっている事。

試しに"A25D"というフレーズを検索してみると、これは広汽トヨタエンジン有限会社が製造しているハイブリッド用エンジンの形式名で、カムリやRAV4など多くの車種に搭載されている2,500ccガソリンエンジン"A25A-FXS"とほぼ同じ仕様との事。

マツダは3代目アクセラトヨタ製のハイブリッドシステムとマツダ製のガソリンエンジン(SKYACTIV-G 2.0)を組み合わせたハイブリッドモデルを開発した前例があるので、CX-50でも同じ組み合わせになるのが有力視されていましたが、今回の資料を見る限りだとハイブリッドシステムだけでなくエンジンもトヨタ製になる可能性が高そうですね・・・。

ただ、中国の場合は部品調達や生産など独自の制約が多い印象なので、北米で販売されるCX-50 ハイブリッドモデルはまた中身が異なる可能性も考えられます。

 

 

中国では10月にCX-50 ハイブリッドモデルが発売開始という噂も出てきていますが、今回申請資料も公開された事で着々と準備が進んでいると見てよさそうです。

北米でも今年後半に発売される可能性が出てきてるので、それぞれの地域で販売されるCX-50 ハイブリッドモデルの中身が実際どうなるのか注目ですね。