つらつらとMAZDA

マツダに関する備忘録的ブログ。

マツダの開発担当者が「CX-60」を含めたラージ商品群にアダプティブダンパーを採用する可能性について明言。

(画像 MAZDA UK)

現在「CX-60」と「CX-90」が発売されているマツダのラージ商品群ですが、今後の改良・進化に関する話題が出てきています。

 

 

マツダのラージ商品群は現在主に日本や欧州で販売されている「CX-60」と、北米で販売されている「CX-90」の2車種が登場済み。

(画像 MAZDAMAZDA USA)

今後さらに「CX-70」「CX-80」も登場予定となっていますが、マツダの関係者が今後の改良・進化についてコメントしています。

 

 

今回取り上げるのはオーストラリアの自動車メディア「CarSales」が掲載した記事。

一昨日にもブログで取り上げましたがオーストラリアでは7月18日にCX-60の試乗レポートが解禁されており、多くの現地メディアが一斉に記事や動画を公開。

オーストラリアで開催されたメディア試乗会には現在CX-60の開発主査を務めている柴田浩平さんも参加されたようですが、以前から賛否が分かれているCX-60の乗り心地について気になるコメントをされています。

・昨年CX-60を販売開始してから乗り心地について様々な意見が出ている事は承知しているので、お客様からのフィードバックも参考にしつつ引き続き研究・開発を継続します。

・私たちはLPGモデル(おそらくラージ群プラットフォーム採用車の意味)に従来型のダンパーではなくドライバーが調整可能なアダプティブダンパーを搭載する事も検討してきた。

・この価格帯で必ずしも必要な機能とは考えていませんが、今後このモデルを進化させていく中でアダプティブダンパー採用の可能性を検討していく事になると思う。

・ただし、現時点ですぐに導入できるものではありません。

今回の柴田さんのコメントを見る限りだと、当初からラージ商品群でアダプティブダンパーを搭載する事も検討はしていたようです。

現時点で搭載されていない理由としてはマツダがCX-60の価格帯で必須の装備とは考えていない事だけでなく、車両価格なども考慮された可能性が考えられますね。

CX-60に関してはSUVとは思えないくらい運転が楽しいという評価がある一方で、SUVに対して優しい(柔らかい)乗り心地を期待されているユーザーにとってはあらゆるインフォーメーションが素直に伝わり過ぎる車という評価をされてる印象もあるので、アダプティブダンパーを採用すれば両立できる予感も・・・。

個人的にはSports系グレードにアダプティブダンパーを採用して、Modern系グレードは従来型ダンパーのままでより乗り心地重視に改良すればグレード間のキャラ分けもより明確になる気がします。

あと、両方にアダプティブダンパーを採用した場合でもSports系グレードのみ"SPORTS +モード"が装備されるというのも面白いでしょうか・・・(笑)

 

 

CX-60に関しては8月1日に価格改定を行う事がすでに公表されていますが、合わせて一部グレードの整理も行われる話が出ています。

発売からまた1年弱しか経過していないので、大きな改良・変更は実施されない可能性が高いですが、さらに先の改良でアダプティブダンパーなどが採用されるのか注目ですね。