マツダがCX-50導入などで巻き返しを図っている中国市場ですが、これまで行われてきた一汽乗用車への生産委託が終了したようです。
今回取り上げるのは日経新聞の記事。
本日掲載された記事によると・・・・
・マツダはこれまで中国で行ってきた一汽自動車(中国一汽)への生産委託を終了する。
中国におけるマツダの事業は元々「長安マツダ(長安汽車との合弁)」と「一汽マツダ(中国一汽との合弁)」に分かれていましたが、2021年8月にマツダを含めた3社共同出資による新会社「(新)長安マツダ」へ統一。
新会社への出資比率が「マツダ:47.5%、長安汽車:47.5%、中国一汽:5%」となっていた事から、マツダの中国事業はすでに長安汽車へ実質的に統合されていました。
そこから約2年経過して中国一汽への生産委託も終了するという事は、完全に長安汽車へ統合される事になりそうです。
元々存在した一汽マツダでは「CX-4」「MAZDA6」「ロードスターRF(日本から輸入)」が販売されていましたが、すでにロードスターRFは販売終了している事に加えて、CX-4とMAZDA6は今年春に生産終了の噂が出ていました。
この2車種は現在まで中国一汽で生産されていたと思われますが、販売開始からかなり期間が経ってる事も考えるとこのまま生産・販売終了する可能性が高そうです・・・。
2023.7.28追記
一方、長安マツダは今年春から「CX-50」の生産・販売を開始している事に加えて、2024年~2025年にかけてマツダと共同開発のEV・PHEVを登場する事も発表。
中国では電動化需要が高まっているので、今後の巻き返しに期待ですね・・・。