北米に次いで巨大な自動車マーケットとなっている中国ですが、マツダが中国で生産している3車種について気になる噂が出てきました。
今回取り上げるのは中国の自動車メディア「autohome.cn」公式HP内に設けられているWEB掲示板。
リンク先では長安マツダが中国国内の店舗責任者へ送ったメールらしき画像が掲載されています。
自動翻訳で見てみると「長安マツダの戦略によって「CX-8」「CX-4」「阿特兹(MAZDA6)」の生産を2023年3月で停止する」と書かれています。
このメール画像が本当に長安マツダから送信されたメールなのか断定できませんが、かなり気になる内容ですね・・・・。
中国ではすでに「CX-50」と「CX-90」が2023年内に導入予定と公表されているので、代わりに販売終了するとかでしょうか?
まず「CX-8 中国仕様」は2018年末に発売開始されましたが、当初から販売台数が伸び悩む状況が続いていた事に加えて、同じ3列シートSUVの「CX-90」が年内に導入予定と公表されているので生産終了する可能性は確かに高そうです。
「CX-4」は2016年春に中国市場専用車として発売開始されてから安定した人気を集め続けていますが、発売開始から今年で7年目を迎えるのでモデル末期と言える状況。
さらに比較的サイズが近い「CX-50」が今年導入されるので入れ替わりという可能性はあるかもしれません。
個人的に「CX-4」に近いSUVクーペが出て欲しいところですが・・・(笑)
「MAZDA6」に関しては登場から約10年経過している事に加えて、すでに北米等では販売終了しているので中国もこの流れに続く可能性も?
ただ、中国では今もセダンの需要が比較的高いので噂通り販売終了するとすればややもったいない気もしますが・・・。
あと、生産終了の可能性として考えられるのは中国における合弁企業の関係性。
元々マツダの中国事業は「長安マツダ(長安汽車)」「一汽マツダ(中国一汽)」という2つの合弁企業によって行われていましたが、2021年8月に3社共同の合弁会社「(新)長安マツダ」へ統一。
新しい合弁会社への出資比率は「マツダ:47.5%、長安汽車:47.5%、中国一汽:5%」という割合で、実質的には一汽マツダが長安マツダへ統合される形となっていました。
そして今回話題が出てきた3車種の中で「CX-4」と「MAZDA6」は元々一汽マツダで生産・販売されていた車種なので、このタイミングで長安マツダ系統のモデルへ統一する狙いもあるかもしれません。
中国では事実と噂が入り混じって発信される事例も多いので現時点では"あくまで噂"という状況ですが、マツダは中国市場で苦戦しているので商品ラインアップを大きく刷新する可能性も考えられます。
今後追って続報が出てくる事も考えられるので引き続き注目しておきたいところですね・・・。