本日、マツダから「長安マツダ汽車有限公司の増資プロジェクトに関する
共同声明について」というニュースリリースが発表されました。
以前から様々な憶測が出ていた中国での事業に関する内容なのでチェックしていきます。
〇マツダ中国公式リリース
〇CarWatch
リンク先によると・・・・
マツダと長安汽車の中国合弁企業である「長安マツダ」が実施する増資プロジェクトに中国一汽が参加かつ落札したことを受け、マツダ・長安汽車・中国一汽の3社は中国一汽が長安マツダに出資することについて合意。
この合意に基づき、中国一汽は長安マツダの増資プロジェクトの出資者として自己が保有するマツダとの合弁企業「一汽マツダ」の60%の出資持分をもって長安マツダに対し出資を行なう。
これにより長安マツダは中国の法律関連規定に従い中国政府関連当局の審査手続きを完了次第、3社による共同出資の合弁会社「(新)長安マツダ」となる。
中国では以前から「一汽マツダが事業を終了させて長安マツダへ統合される」という類の噂が度々浮上していましたが、ついに正式なニュースリリースが発表。
中国一汽は「(新)長安マツダ」へ出資しているので引き続きマツダブランドの関連業務を担うようですが、他の2社と出資比率に大きな差があるので中国における事業は実質的にマツダと長安汽車の2社主導という事になりそうです。
現在中国で販売されているマツダ車の担当割り当てはこちら。
・長安マツダ:MAZDA3セダン・CX-30・CX-5・CX-8
・一汽マツダ:CX-4・MAZDA6・MX-5 RF(ロードスターRF)
※MX-5 RFのみ日本製を輸入
「(新)長安マツダ」はこれらのモデルの販売を担う事になりますが、3社の出資比率を見る限りだと中国一汽は生産を止めて販売のみに徹する可能性も考えられます。
あとCX-4・MAZDA6は共にモデル末期に差し掛かってるので、このタイミングに合わせて大幅改良・次期型・後継モデル等が近いタイミングで発表されるという想像も膨らみますがどうなるのか・・・。
中国ではまもなくCX-30 EVモデルが発売開始予定である事に加えて、ラージ群モデルも導入予定となっているので今回の「(新)長安マツダ」設立が大きな後押しになることを期待したいと思います。