つらつらとMAZDA

マツダに関する備忘録的ブログ。

メキシコマツダの関係者が「BT-50」の導入を明言、さらに「2.0リッターエンジン搭載のMAZDA2」が登場する可能性も?

画像はオーストラリア仕様 (画像 オーストラリアマツダ)

米国やカナダと同様に北米マツダの管轄地域に含まれているメキシコ市場ですが、今後の商品計画について気になる情報が出てきています。

 

 

まずは「BT-50」について・・・・。

(画像 オーストラリアマツダ)

いすゞ・D-MAXのOEMモデルとして2020年に正式発表された現行BT-50はこれまでオーストラリア・ASEAN南アフリカなどで販売されていますが、メキシコマツダも正式発表直後からBT-50導入をマツダ本社と交渉している事を明言していました。

その後しばらくの間動きはありませんでしたが、ここにきてメキシコマツダCEOのMiguel Barbeyto氏がTwitter(現:X)でBT-50導入が決定した事を発信。

現地メディアも一斉にこの発表を取り上げています。

〇Miguel Barbeyto氏のTwitter

〇autocosmos

〇autosrodand

具体的な発売時期などは追って発表されるようですが、現地メディアによると発売開始は2024年に入ってからになるのが有力のようです。

ちなみにBT-50の前にあったマツダピックアップトラック「プロシード(海外名:B-Series)」は北米などでも販売されていましたが、2010年で北米の販売が終了。

BT-50も初代モデルはコロンビアでも製造されていたものの、北米市場にはこれまで導入されていませんでした。

ピックアップトラック自体は北米で高い需要がある車種なので、メキシコにもBT-50が導入されるのは中々大きな動きと言えそうです。

おそらくメキシコ以外でも導入を求める声があると思われるので、今後北米でも販売地域が広がっていくのか気になるところ・・・・。

 

 

続いては「メキシコ市場における今後の商品計画」について・・・。

現地メディアはBT-50のメキシコ導入が明らかになった事を一斉に取り上げていますが、その中でもmotorpasion誌が掲載した記事の最後に気になる内容が・・・。

Es cuestión de tiempo para que Mazda revele todos los detalles de la BT-50 para México. Este modelo forma parte de lo ambiciosos planes de crecimiento de la marca en nuestro país.

En los próximos meses también se espera la llegada de una actualización de Mazda2 —con una nueva opción a motor de 2.0 litros—, Mazda CX-70 y una versión plug-in hybrid de CX-90.

マツダがBT-50メキシコ仕様の詳細をすべて明らかにするのは時間の問題だ。 このモデルはメキシコにおけるブランドの野心的な成長計画の一環です。

また、今後数か月以内には「2.0リッターエンジンを新たに追加したMazda2」Mazda CX-70」「CX-90 PHEVモデル」も登場する予定である。

CX-70とCX-90 PHEVが発売されるのはすでに明らかになっていますが、さらに2.0リッターエンジンを搭載したMAZDA2も登場予定との事。

調べてみるとメキシコマツダの広報部長Lorena Marin Kallさんも現地テレビ局のインタビューでMAZDA2の2.0リッターエンジンモデル登場を明言したようなので、かなり信憑性は高そうですね(動画内3:15頃から)

現行MAZDA2は「SKYACTIV-G 1.3」「SKYACTIV-G 1.5(マイルドHVもあり)」「SKYACTIV-D 1.5」が地域需要に合わせて搭載されていますが、2.0リッターエンジンは初代モデルからこれまで搭載された実績がありません(コンセプトカーは除く)

同じプラットフォームのCX-3にはすでに「SKYACTIV-G 2.0」が搭載されているので、搭載自体はそれほど高いハードルでは無いのかもしれませんが、実現すれば歴代で最も排気量が大きいMAZDA2になりますね。

ただ、元々SKYACTIVのエンジンは「アップサイジング(ライトサイジング)」のコンセプトで開発されているので、MAZDA2に2.0リッターエンジンを搭載するのは本来のコンセプト通りとも言えそうですが・・・。

2.0リッターエンジン搭載のMAZDA2に関する話が出ているのは今回が初めてですが、今後他の地域にも導入されるのか気になるところ・・・。

自動車税が排気量で分けられてる日本に導入される可能性はやや微妙かもしれませんが、走りだけでなく実燃費も良くなりそうなのでちょっと期待したくなりますね・・・。

思い切って"MAZDA2 MSpR(MAZDA SPIRIT RACING)"みたいなモデルとして販売するのも面白そうですが(笑)

 

サラマンカ工場もあるメキシコはマツダにとって重要な地域なので、米国などと同様に今後の動向に注目ですね。