米国とカナダで発表されたMAZDA6とCX-3が販売終了という内容は大きな反響を呼んでいますが、その他の地域における販売はどうなるのか現時点で確認できる情報をまとめてみました。
前回取り上げたブログ。
米国マツダからは「MAZDA6とCX-3」、カナダマツダからは「MAZDA6」の販売終了が正式発表されました。
ブログやTwitterでもかなり多くの反響が出ていますが、そこで気になるのが「他の地域や国での販売はどうなるのか?」という点。
そこで、現時点で確認できた他の地域における情報をピックアップしてみました。
〇メキシコ
米国・カナダと同じ北米マツダの担当地域であるメキシコですが、メキシコマツダ社長のMiguel Barbeyto氏がTwitterでMAZDA6とCX-3の販売に関して声明を発表しています。
Hace unas horas se anunció la salida de Mazda CX-3 y Mazda 6 del mercado americano. Estos cambios no aplican para México, seguiremos ofreciendo ambos productos.
— Miguel Barbeyto (@BarbeytoMiguel) 2021年5月22日
(Google自動翻訳)
数時間前、マツダCX-3とマツダ6のアメリカ市場からの撤退が発表されました。
これらの変更はメキシコには適用されません。引き続き両方の製品を提供します。
米国・カナダとは異なりメキシコではMAZDA6・CX-3両モデル共に引き続き販売されるようです。
ただ、メキシコ向けのMAZDA6は2021年モデルから”Carbon Edition(ジェットブラックマイカ・SKYACTIV-G 2.5ターボのみ)”1種類だけという状況なので販売が縮小気味であるのは事実ですね・・・。
〇ポーランド
ポーランドの自動車メディア「Spider's Web」が米国・カナダでMAZDA6とCX-3の販売終了が発表された事を受けてポーランドマツダの広報担当者に取材を行っています。
Zapytałem o to Szymona Sołtysika, który w polskim oddziale marki odpowiada za public relations. Odpowiedź była krótka: obydwa modele zostają.
メキシコに続いてポーランドもMAZDA6・CX-3はラインアップに残るという回答があったようです。
前回のブログでも触れましたが、欧州でCX-30が販売開始後も人気が継続しているCX-3が販売継続されるのは納得です。
欧州向けのMAZDA6に関しても、北米や日本より遅れて今年春になってようやく2021年モデルの販売が本格始動した状況なので同じタイミングで販売終了する可能性は無さそうです。
ただ、2021年モデルからSKYACTIV-D搭載モデルが設定無しになったのでこちらもラインナップは縮小傾向という感じでしょうか・・・。
米国・カナダでMAZDA6・CX-3販売終了という動きを取り上げている欧州メディアは現在確認できる限りだと「Spider's Web」のみとなっています。
現時点で確認できる情報の限りだと米国・カナダと同じタイミングでMAZDA6・CX-3が販売終了する地域は無さそうな状況です。
ただ、MAZDA6に関しては各地域でグレード設定やエンジンラインナップが縮小傾向にある事や商品改良のペースが明らかに遅くなっている事もあるので、それほど遠くない時期に追って販売終了が発表される可能性も否定できません。
米国・カナダ以外でMAZDA6が販売継続されるのかを見極めるポイントとしては例年夏ごろから発表されるモデルイヤー更新で「現行型の2022年モデルが登場するのか?」という点でしょうか・・・。
週末明けから更なる情報が出てくる可能性もあるので引き続き注目しておきたいと思います。