つらつらとMAZDA

マツダに関する備忘録的ブログ。

「ロードスター 2023年大幅商品改良モデル」の車両重量がどうなるのか妄想してみる。

(画像 MAZDA)

今月5日に大幅商品改良が正式発表された「ロードスター」ですが、今回は車両重量について考えてみました。

 

 

現行ロードスターは2015年に発売開始されてから約8年が経過しましたが、先週5日に大幅商品改良モデルが正式発表。

開発主査の斎藤さんから"現行モデル史上最も大きな変更"と予告されていた通り、エクステリアデザインの一部変更やマツダコネクトの刷新を中心に内容の濃い改良内容となっていますが、その一方でエンジンスペック等の主要諸元はまだ"未定"となっています。

左:ソフトトップ、右:RF (画像 MAZDA)

改良モデルの発売開始は来年1月中旬なのでまだ形式認可の取得途中なのだと思われますが、個人的に気になるのはライトウェイトスポーツで重要視される「車両重量」

歴代モデルに続いて現行モデルも徹底的な軽量化が実施されているのはすでに有名な話ですが、今回の大幅商品改良はどちらかというと装備を追加する内容がメインで車両重量がある程度増えそうな懸念も・・・。

そこで他の車種の前例等も見ながら簡単にですが車両重量の妄想をしてみました。

 

 

まず、今回の大幅商品改良で車両重量に関係しそうな内容がこちら。

ヘッドライト・テールライトのデザイン変更。

マツダコネクトを刷新して全モデル標準装備に。

・コネクティッドサービス・Amazon Alexa・オンラインナビを採用。

マツダ・レーダークルーズ・コントロール(MRCC)採用。

・新デザインのアルミホイール(16/17インチ)採用。

・ソフトトップの「S」はサイドエアバッグが標準装備に。

とりあえず頭の中で浮かんだ内容を挙げてみましたが、その中から特に車両重量に関係しそうな内容を紹介・・・・。

 

①:ヘッドライト・テールライト

左:改良前、右:改良後 (画像 MAZDA)

今回の改良で意匠変更やデイタイムランニングライト機能が追加されたヘッドライト・テールライトですが、こちらに関しては正式発表前に見せていただいたセールスマニュアルに"改良前と重量はほぼ変わらない"と書かれていたので、車両重量にも影響していないと思われます。

 

②:ソフトトップの「S」はサイドエアバッグが標準装備に。

(画像 MAZDA)

ソフトトップのベースグレード「S」はこれまでメーカーオプションだったSRSサイドエアバッグが標準装備に変わりましたが、改良前の諸元表を見ると車両重量は装備/未装備問わず"990kg"でした。

これはカタログや車検証に明記される車両重量が10㎏刻みなのが理由なので、実計測による増減量はもう少し異なると思われます(990Sの車両重量がベースのSと同じ990㎏だったのも同じ理由)

☆改良前の諸元表

改良前の諸元表 (画像 MAZDA)

⇒S Leather Packageのようにメーカーオプションの有無で2つの車両重量は記載されていない(緑枠部分)

 

③:マツダコネクト関連

今回の改良で最も重量に影響しそうなのが全モデル標準装備になった新世代マツダコネクト。

ディスプレイの大型化だけでなくAmazon Alexa」「オンラインナビ」マツダ車初採用されたのである程度重量が増える可能性が頭に浮かびましたが、先月ロードスターと同様に新世代マツダコネクトと8.8インチディスプレイが採用された「MAZDA2」の例を挙げると・・・・。

ガソリンエンジン搭載車)

ディーゼルエンジン搭載車)

左:改良前、右:改良後 (画像 MAZDA)

※「15C」はマツダコネクトがメーカーオプション、「15MB」はマツダコネクト選択不可。

改良後も車両重量が変わらないグレードがある一方で、緑色で示したモデルは10㎏増えています。

その一方で「15C」はマツダコネクトを追加した場合でもカタログ上の車両重量が一切増えていません。

こちらも先に説明したカタログや車検証の車両重量が10㎏刻みで明記されるのが理由と思われますが、マツダコネクト追加による車両重量への影響は意外に少ないのかもしれませんね。

ただ、ロードスターは今回の改良で「Amazon Alexa」「オンラインナビ」がマツダ初採用されているので、これらの制御ユニットや関連部品がさらに追加されている可能性も考えられます。

 

④:アルミホイール

左:改良前、右:改良後 (画像 MAZDA)

これまで挙げたのは重量が増えそうな内容でしたが、逆に軽くなってる可能性もありそうなのがアルミホイール

16インチ/17インチ共に今回の改良でデザインが刷新されましたが、990S発売時にもバネ下重量低減の重要性が開発陣から度々説明されていたので、デザイン変更に合わせて重量も軽くなっていると嬉しいですね。

さすがに軽くなっていたとしてもグラム単位レベルだと思いますが・・・(笑)

 

⑤:マツダ公式HPで見積もりしてみると・・・・。

(画像 MAZDA)

これまでラインナップの中で唯一車両重量が1t未満(990kg)だったソフトトップのベースグレード「S」ですが、マツダ公式HPで改良モデルを見積もりしてみると1t以上あるモデル(例:S Special Package)と同じ金額が表示されました。

ただ、最初に紹介したように改良モデルの諸元表はまだ未定なので他のモデルと同じ金額が表示されているのかもしれませんが、これまで取り上げた改良ポイントも含めて考えると車両重量が増えた可能性も・・・・?

 

 

主にこれらのポイントを踏まえて改良モデルの車両重量を予想してみると・・・。

  AT/MT 改良前 改良後(予想)
(ソフトトップ)      
S 6MT 990kg 1,000kg
NR-A 6MT 1,010kg 1,010kg
S Special Package 6MT 1,010kg 1,020kg
  AT 1,050kg 1,060kg
S Leather Package 6MT 1,020kg 1,040kg
  AT 1,060kg 1,080kg
S Leather Package V selection 6MT 1,040kg
  AT 1,080kg
RS 6MT 1,020㎏ 1,040kg
(RF)      
S 6MT 1,100㎏ 1,120kg
  AT 1,130㎏ 1,150kg
VS 6MT 1,100㎏ 1,120kg
  AT 1,130㎏ 1,150kg
RS 6MT 1,100㎏ 1,120kg

※メーカーオプションのツーリングパッケージを選択するとさらに10㎏増える可能性もあり?

基本的にはカタログ上の車両重量は「S」も含めて最低でも10㎏増えると推測する一方で、追加された装備が最も少ない「NR-A」は希望も含めてギリギリ現状維持と予想。

ただ、カタログ表記の関係からMRCC(マツダ・レーダークルーズ・コントロール)装備モデルの重量はさらに10㎏増とあえて予想してみました。

何となくですがMRCC用のフロントレーダーやハーネル類が意外に重量ある予感もしたので・・・。

もちろんこれら数値は僕個人の簡単な予想なので外れる可能性が高いと思いますが、出来れば予想以上に車両重量が増えてない事を祈るのみ・・・・。

MRCC用フロントレーダー (画像 MAZDA)

 

改良モデルの発売開始は来年1月中旬予定なので諸元表が更新されるのもしばらく先になる可能性もありますが、実際のカタログ重量がどうなるのか注目ですね。