10月5日に正式発表されていた「ロードスター 2023年大幅商品改良モデル」ですが、これまで未定になっていたエンジンスペックや車両重量が公開されました。
ロードスターに関しては10月5日に2023年大幅商品改良モデルが正式発表されて、ジャパンモビリティショーやマツダファンフェスタ等で実車も先行展示。
その一方で車両認可の取得中という事からエンジンスペックや車両重量など諸元表の一部が"未定"になっていましたが、諸元表の中身が更新されて全てのスペックが公開されています。
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諸元表が2023年11月現在の内容に更新され、これまで未定となっていた車両重量やエンジンスペックが公開されていました。
そこで改良前のモデルと数値の違いをまとめてみたいと思います。
まずはロードスターにとって特に重要な「車両重量」から・・・。
(ソフトトップ)
(RF)
今回の大幅商品改良は新世代マツダコネクトやMRCC(マツダ・レーダークルーズ・コントロール)などが新たに採用された事からRFのAT車以外は全てカタログ上の車両重量が増加。
特にこれまで1t以下だったソフトトップのSグレードは一気に20㎏も増えていますが、これは新世代マツダコネクトに加えてサイドエアバッグも標準装備になった事が影響してそうですね・・・。
一方でソフトトップのRSは元々装備が充実していたにも関わらず20㎏増えているのがちょっと謎です。
ロードスター大幅商品改良モデルの車両重量に関しては正式発表してすぐに予想をしていましたが、振り返ってみると的中率は微妙でしょうか・・・・(笑)
続いて「燃費性能」も少し変化しているので紹介・・・。
(ソフトトップ)
(RF)
ソフトトップ・RFどちらも総合モードの燃費数値は変わっていませんが、高速道路モードを中心に数値が変わっています。
ソフトトップモデルは国内ハイオクガソリンに合わせた専用セッティングで最高出力を4ps向上した事が最も関係してると思われますが、RFも含めたMT車はさらにアクセルレスポンスも改良されている事も関係してるかもしれません。
ただ、ロードスターのMT車は改良前からカタログ数値以上の優れた燃費を記録する事例が多いので、カタログ数値はあくまで参考という事で・・・。
更新された諸元表で気になった部分は以上となりますが、やはりライトウェイトが特に重要視されるロードスターで車両重量が増えたのはちょっと寂しいところ・・・。
カタログ上の車両重量は10㎏刻み(1㎏単位は四捨五入)で表記されるので実測の増加量は異なると思いますが、ソフトトップモデルのSは一気に20㎏増えてるのが中々インパクトありますね・・・・。
今回の大幅商品改良は装備を追加・刷新する内容が多い一方で、軽量化に関する新たな取り組みやメニューが今のところ公表されてないのもちょっと気になるところです。
その一方で、アシンメトリックLSD新採用を中心にダイナミクス性能が大幅に改良されているようなのであとは実際の走りを早く体感してみたいですね。