昨年末から日本や欧州で販売されている「MAZDA6 20th Anniversary Edition」ですが、ここにきてタイでも限定販売されるようです。
発売開始から10年が過ぎている現行MAZDA6は昨年末に商品改良モデルが発表され、初代モデル誕生から20年を記念した特別仕様車"20th Anniversary Edition"が登場。
これまで日本・欧州・オーストラリアを中心に販売されていますが、発表からまもなく1年が経過するこのタイミングでタイランドマツダが導入を正式発表したようです。
今回取り上げるのはタイの自動車メディア「Dcar」の記事。
現地では明日30日から国内最大級のモーターショー"Thailand International Motor Expo"が開催されるようですが、タイランドマツダは開催に合わせて「MAZDA6 20th Anniversary Edition」を限定100台販売する事をサプライズで発表。
内外装は日本や欧州で販売されている車両と全く同じですが、輸入されるのはセダンでパワートレインはSKYACTIV-G 2.5(NA)の6AT車のみとの事。
これだけならそれほど大きな話題では無いのですが、いくつか気になるポイントが・・・・。
①:現在タイではMAZDA6自体が販売されていない。
こちらは現在タイで販売されている全ラインナップですが、MAZDA6はその中に含まれていません。
タイでは以前からMAZDA6が販売されてなかった(調べた限りだと2019年時点でも未発売)ので、このタイミングで20th Anniversary Editionの限定販売が発表された事に驚く人が多いようです。
②:タイ国内での納車は2024年4月に開始予定。
Dcarの記事によると現地ではMAZDA6 20th Anniversary Editionの予約受付が明日から開始される一方で、納車が開始されるのは来年4月からとの事。
MAZDA6の20周年は2022年だった事から早ければ年内にも20th Anniversary Editionの生産・販売が終了する予感もしていたのですが、少なくとも来年初旬頃までは継続する可能性も・・・?
さらに、現在唯一MAZDA6を生産している防府第2工場では近い時期に「CX-70」「CX-80」の生産が開始予定となっている事から、MAZDA6自体も生産・販売終了する可能性も考えられましたが、こちらもとりあえず来年初旬までは継続されるでしょうか・・・?
今のところ日本でMAZDA6受注終了などの噂は出てきていませんが、このタイミングで20th Anniversary Edition導入を発表する国が出てきたのはちょっと興味深い動きです。
MAZDA6に関しては以前からラージ群アーキテクチャーベースの次期型・後継モデルを待ち望んでる方がかなり多い印象なので、そろそろ今後の予定や計画に関する発表があるといいのですが・・・。