つらつらとMAZDA

マツダに関する備忘録的ブログ。

ジャパンモビリティショー2023へ行ってきました(後編:ロードスター 大幅商品改良モデル etc・・・・)

先週開幕したジャパンモビリティショー2023へ行ってきましたが、ICONIC SPを取り上げた前編に続いて後編ではロードスター等を取り上げます。

 

 

MAZDA ICONIC SP」に関して取り上げた前編はこちら。

 

 

後編まず最初はMAZDA ICONIC SPと並んで注目のロードスター 2023年大幅商品改良モデル」を紹介。

こちらもかなり盛況だったことに加えて乗車体験待ちの行列も凄くてちゃんと取れた写真はやや少ないです(苦笑)

とりあえずソフトトップの展示車両から・・・・。

「S Leather Package "V Selection"」

(エクステリア)

(インテリア)

ソフトトップの展示車両は今回の大幅改良で追加された新グレード"V Selection"でボディカラーはジェットブラックマイカ

このグレードはベージュ系の内装(スポーツタン)とソフトトップを採用してるのが大きな特徴ですが、NDロードスターでベージュ系のソフトトップが採用されるのは今回が初。

これまで採用されたソフトトップは基本的にモノトーンでしたが、V Selectionのソフトトップはアパレルや雑貨でよく見かける麻平織の生地と風合いが似てる印象。

これは適度なカジュアル感もあって個人的に好みでした。

そしてスポーツタンという名称の内装は2018年6月~2020年12月の期間にも存在していましたが、以前は本革だった素材が今回はナッパレーザーに改良。

本当に個人的な感覚で恐縮ですが、以前設定されていたスポーツタン内装より僅かに黄色味が強くなっているようにも見えました(空目の可能性が大きいとは思いますが・・・)

 

次にRFの展示車両を紹介。

「RS」

(エクステリア)

(インテリア)

RFの展示車両はレカロシートが装備されているRSでボディカラーは今回の大幅改良で追加されたエアログレーメタリック。

このボディカラーはすでにMAZDA2・CX-3にも設定されていますが、ブラックカラーのアルミホイールとの相性がかなりイイですね。

今回の展示車両にはメーカーオプションのBBS製アルミホイールブレンボ製キャリパーが装備されているのでよりスポーティな雰囲気になっています。

その一方で、RFに標準装着される17インチアルミホイールもデザインが変更されているので、別の機会に実物をチェックしたいところ・・・。

 

続いてソフトトップとRF共通で変わった主な部分を順番に紹介。

①ヘッドライト

左:改良前、右:改良後

・デイライト機能が追加。

・ウインカーがLED化

②テールランプ

左:改良前、右:改良後

・改良前はバンパー左右にあったバックランプが追加。

・ウインカーがLED化

③リアバンパー左右・センサー

左:改良前、右:改良後

・これまでバックランプがあった場所は上半分がリフレクター(反射板)、下半分はダクト形状のガーニッシュに。

・バンパーに装着されてる駐車支援用センサーは出っ張りが少ない形状に(おそらく第7世代商品群と同じ物)

マツダ・レーダークルーズ・コントロール(MRCC)

・ソフトトップの「S」「NR-A」は設定無し、「S Special Package」はメーカーセットオプションで追加可能。

マツダコネクト

左:改良前、右:改良後

⑥メーターデザイン

左:改良前、右:改良後(画像はソフトトップ)

⑦フレームレスミラー、エマージェンシーコール用SOSボタン/スピーカー

・ソフトトップの「S」「NR-A」は通常タイプのミラー。

まず「ヘッドライト・テールランプ」に関しては内部の意匠が変わった事に加えてウインカーなども含めてすべてLED化されたので、より精悍なフロントフェイスになった印象でした。

バックランプがテールランプ内に移動したのでバンパー左右にはリフレクターが装備されましたが、よく見るとバンパーに装着されてるセンサー類は出っ張りが少ない物に変わっています。

MAZDA3やCX-60等の第7世代商品群も全てこの形状のセンサーだったはず・・・。

そして今回の改良で特に注目度が高い「新世代マツダコネクト」は実際に座ってみるとダッシュボードとフロントガラスの境界点がほぼディスプレイ上部と一緒なので、視界の邪魔になる事は無さそうです。

目線に近い画角で撮った写真。

その一方で、大幅商品改良発表時から気になっていたマツダ・レーダークルーズ・コントロール(MRCC)」ですが、やはりフロントグリルに装着されてるレーダーがそこそこ目立つ状態で違和感は拭えなかったのが正直なところ・・・。

バンパーの中心下部に装着するのが一番理想ですが、レーダーに似たカバーを逆側にも装着して左右対称にするだけでも違和感は減るかもしれません(重量増えますけどね)

ロードスターのフロントエンブレムは斜め上方を向いているので他の車種と違って内部にレーダーを組み込めない事情もありますが、次期型ではICONIC SPのようにグリル内にエンブレムを装着するのが個人的に理想ですね。

ロードスター大幅改良モデルの発売開始は来年1月なので試乗できるのはまだしばらく先ですが、今週末岡山で開催されるマツダファンフェスタを中心に先行展示される機会がまだあるはずなのでまた改めてチェックしてみたいと思います。

 

 

そして今年のマツダブースは大幅商品改良モデル以外もロードスターにフォーカスした展示となっています。

NAロードスターの人気は変わらず不動ですが、特に「MAZDA ROADSTER 2/3 SCALE」は対象となるお子様だけでなく大人からも注目の的でした。

あとはミニカーをズラッと展示した「MINIATURE CAR WALL」でもお気に入りのミニカーを探す方がいて、僕も何とか787Bと"モリゾウさん"のサインとステッカーを発見(笑)

そして最後にキッザニア職業体験"Out of KidZania"も見学しましたが、マツダは今回も「鋳造体験」「プレス体験」というかなり本格的な内容。

マツダのエンジンシリンダーヘッドはあのコスワース由来の砂型鋳造で製造されるので、やはり大人の僕も体験してみたいですね・・・(笑)

 

ICONIC SPと同様に他にも写真がたくさんあるので順次Instagramに投稿していきます。

 

 

前編と後編に分けてジャパンモビリティショーで見てきた内容を簡単にまとめてみましたが、やはり一日で全てのコンテンツを回るのはかなりハードル高いですね・・・。

今年の場合はICONIC SPを見る事に集中してしまったのもありますが(笑)

今回の出展テーマは「「クルマが好き」が、つくる未来」が出展テーマでしたが、マツダはジャパンモビリティショー開催中の10月30日に新しいメッセージ「心よ走れ。」を通じてブランドコミュニケーションを開始する事を発表しており、このメッセージはロードスター大幅商品改良モデルの展示スペースでも紹介されています。

今回の出展内容を見るとマツダはこれまで提唱してきた走る歓びが生きる喜びにも繋がって"だれもがしあわせになる"事を目指しているのかもしれません。

個人的にはやはりICONIC SPの量産モデルが登場する事を願っていますが、新たなブランドメッセージや技術思想によってこれから登場するマツダ車が非常に楽しみになる一日でした。