特許と並行してチェックしているマツダの商標・意匠情報。
今回は昨年発表されて大きな注目を集めた"あのコンセプトカー"に関する意匠が欧州で複数登録されています。
今回取り上げるのは欧州連合知的財産庁(EUIPO)のデータベースから。
https://www.euipo.europa.eu/en
こちらは欧州における商標・意匠関連の登録機関ですがを検索できるサイトですが、マツダの意匠情報を検索すると昨年10月のジャパンモビリティショー2023でワールドプレミアされたコンセプトカー「ICONIC SP」に関する意匠登録が公開されていました。
※:青色で示された部分は意匠登録対象外。
①エクステリア全体(意匠登録:015037972-0001号)
②フロントグリル(意匠登録:015037972-0002号)
③ボディサイド(意匠登録:015037972-0003号)
④ヘッドライト(意匠登録:015037973-0001号)
⑤ヘッドライト灯火部(意匠登録:015037973-0003号)
⑥テールランプ(意匠登録:015037973-0002号)
⑦テールランプ灯火部(意匠登録:015037973-0004号)
⑧アルミホイール(意匠登録:015037974-0001号)
⑨メーター・ステアリングコラム(意匠登録:015037978-0001号)
ICONIC SPは昨年10月のジャパンモビリティショー2023でワールドプレミアされてから約4か月経過しましたが、関係する意匠登録が公開されたのは今回が初。
今回はエクステリア関連を中心に9件の意匠が公開されていますが、いずれも出願日(Filing date)は昨年10月23日と明記されており、これはジャパンモビリティショー2023開幕直前という事になります。
(ICONIC SPは昨年10月25日にワールドプレミア)
ICONIC SPはあくまでコンセプトカーですが、マツダ関係者からは技術的な車両パッケージの確認まで行った発言が出ている事に加えて、関連性の強そうな特許もすでに複数確認済み。
さらに発表後の大きな反響を受けてロータリーエンジン開発グループが今月1日付で復活したので、今回こそ量産モデルが登場する事への期待が高まりますね。
今回は欧州で登録された内容ですが、今後日本や米国などでもICONIC SP関連の意匠登録が公開される事も十分考えられるので引き続き情報に注目しておきたいと思います。
・石川県公式HP(令和6年1月4日から受付開始)
・富山県公式HP(令和6年1月5日から受付開始)
※:新潟県は現時点で義援金受け付けを行っていないようなので、日本赤十字を通じた義援金やふるさと納税で貢献するのがいいかもしれません。