つらつらとMAZDA

マツダに関する備忘録的ブログ。

「MAZDA2 Hybrid 2024年モデル」のメディア試乗会がスペインで開催、今後の販売計画に関する情報も。

(画像 ドイツマツダ)

欧州限定で販売されている「MAZDA2 Hybrid」ですが、2024年モデルのメディア試乗会がスペインで開催されたようです。

 

 

「MAZDA2 Hybrid」はトヨタ・ヤリスハイブリッドのOEMモデルとして2022年春から欧州限定で発売(マツダオリジナルのMAZDA2と併売)されてきましたが、昨年9月にはマツダ独自デザインに変更された2024年モデルが登場。

今年に入ってから量産も開始されて現地の販売店にも実車が配備開始された事から販売がいよいよ本格開始されますが、これに合わせてメディア試乗会が開催されています。

 

 

〇Carandmotor(ギリシャ

〇FormuraPassion(イタリア)

〇motoreport(ドイツ)

〇Autophorie(ドイツ)

欧州マツダはスペイン・バルセロナでMAZDA2 Hybrid 2024年モデルのメディア試乗会を今週開催しており、各メディアから順次レポート記事・動画が公開されています。

2024年モデルはフロントバンパーやリアガーニッシュがマツダ独自デザインになったのが大きなポイントですが、パワートレインや各種安全/快適機能はベースになったヤリスに準拠しているので、走行性能などは同じ。

ただし、ヤリス欧州仕様は2024年モデルで高性能版1.5Lハイブリッド(Hybrid130=130ps)が追加されたのに対して、MAZDA2 Hybridは引き続き標準スペック(116ps)のみ設定となっています。

 

 

他のメディアからもレポートが公開されていますが、その中でドイツメディア「AUTONOTIZEN」の記事にはMAZDA2の販売に関する内容も掲載。

Rund 1.820 Mazda2 Hybrid wurden im Jahr 2023 in Deutschland verkauft, zusätzlich zu 6.270 Exemplaren des Mazda2 mit Skyactiv-Benzinmotor. Für dieses Jahr strebt die deutsche Vertriebsorganisation der Marke eine knappe Verdoppelung des Hybrid-Absatzes an.

ドイツでは2023年に1,820台のMazda2 Hybridが販売され、これに加えてSKYACTIVガソリンエンジンを搭載した6,270台のMazda2(マツダオリジナルモデル)が販売された。 ドイツマツダは今年MAZDA2 Hybridの販売台数を前年から2倍にする事を目指している。

昨年ドイツで販売されたMAZDA2 Hybridの台数はマツダオリジナルモデルの約1/3程度でしたが、ドイツマツダは2024年モデル登場で昨年から2倍の販売台数を目標にするとの事。

これまでエンブレム以外はヤリスのままだったので、マツダ独自デザインが採用された2024年モデルをきっかけに販売拡大させていく狙いなのかもしれません。

欧州の場合は企業平均CO2排出量を下げる事がかなり重要なので、ドイツ以外でもほぼ同じ販売計画を立てている可能性が高そうです。

 

MAZDA2 Hybridの販売台数拡大となると気になるのは"マツダオリジナルのMAZDA2"との併売をどうするのか?という点ですが、これに関してもドイツの自動車フリート専門メディア「bfp_fuhrpark」の記事で少し触れられていました。

Schließlich spendierte Mazda seinem Hybrid-Kleinwagen – den konventionell betriebenen Mazda 2 bieten die Japaner zumindest bis Ende 2024 weiter parallel an – jetzt einen Grill im typischen Marken-Design. 

ついにマツダはMAZDA2 Hybrid(少なくとも2024年末までは従来型のエンジンを搭載したMAZDA2を併売するという)にブランド独自のフロントグリルを採用した。

欧州ではMAZDA2 Hybridが発売された時からマツダオリジナルモデルとの併売がいつか終わるのでは?という憶測が度々出ていましたが、今回の記事によると少なくとも年内は併売する方針のようです。

ただ、欧州では今年夏から秋口にかけて新しい排ガス基準「EURO 6e」「サイバーセキュリティー法規(UN-R155・UN-R156)」が全ての新車対象となる予定で、オリジナルのMAZDA2はまだどちらも対応していないのが有力。

さらにMAZDA2 Hybridがフランス製なのに対して、オリジナルのMAZDA2は欧州圏外製造(おそらく日本)なので、為替や関税の面でも差が出てきます。

もちろんマツダが排ガス規制やサイバーセキュリティーへ対応させてくる可能性もありますが、上記の課題を考えると欧州では年内限りでMAZDA2 Hybridへ集約する可能性も

あるかもしれません。

ちなみにベルギーマツダの公式HPではすでにオリジナルのMAZDA2が"在庫限りの販売"という案内も出ています(販売終了なのかは不明)

 

今後も欧州市場限定となる見込みのMAZDA2 Hybridですが、マツダオリジナルデザインを採用した事でさらに販売拡大していくと思われるので、オリジナルのMAZDA2との関係性も合わせて今後の動向に注目ですね。

 

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