新しいモデルイヤーとなる2025年モデル発表が本格化している北米マツダですが、CX-90も2025年モデルが正式発表されています。
CX-90は主に北米市場をターゲットにしたラージ商品群3列シートSUVとして昨年登場したモデルで、他にも中南米・オーストラリア・中東等で販売中。
北米を中心に好評を集めているCX-90ですが、米国で2025年モデルが正式発表されています。
☆発表された主な改良・変更ポイント。
ポイント①:標準装備の充実化
「直6ガソリンターボモデル(280ps仕様)」
☆全グレード新採用
◎サイドシグネチャーガーニッシュがINLINE6ロゴとブライトシルバー加飾付き仕様に(340ps仕様と同じ物)
☆3.3 Turbo Preferred
「ワイヤレス充電(Qi)」「12.3インチフル液晶メーター」「パーキングセンサー(フロント/リア)」を標準化。
「直6ガソリンターボモデル(340ps仕様)」
☆3.3 Turbo S Premium
◎3列目シートが3人掛け仕様に。
◎フロントシートにベンチレーション追加。
◎2列目シートにシートヒーター追加。
「直4ガソリンPHEVモデル」
☆PHEV Preferred
◎「ワイヤレス充電(Qi)」「12.3インチフル液晶メーター」「パーキングセンサー(フロント/リア)」を標準化
ポイント②:一部グレードの廃止と新グレード追加
☆廃止されたグレード
◎Preferred Plus(3.3 TURBO / PHEV)
◎Premium(3.3 TURBO / PHEV)
◎Turbo S
☆新グレード
「Premium Sport」(3.3 TURBO / PHEV)
⇒Preferredをベースにブラックのエクステリアパーツや優れた牽引機能を採用。
(PreferredからグレードUPする内容)
◎Mi-Dirveに"Towing(牽引)モード追加"
◎最大牽引能力を5,000ポンドにUP(純正トレーラーヒッチ使用時)
◎内装はPreferredと同じレザー(ブラック/グレージュ)
◎2列目はベンチシートとキャプテンシート(ウォークスルー可能)の2種類。
◎3列目は直6ガソリンターボモデルが3人掛け、PHEVモデルが2人掛け。
◎ブラック仕様のエクステリアパーツ
・シグネチャーウイング
・サイドシグネチャーガーニッシュ
・ドアミラー
・ルーフレール(ピアノブラック)
・21インチアルミホイール(ピアノブラック)
※フェンダーアーチやボディ下部は未塗装樹脂仕様のまま
発売開始からまだ1年という事もあって基本的には一部装備の標準範囲や乗車定員の小変更がメインですが、その中でも注目は新グレード「Premium Sport」が登場した事。
ここ最近のマツダ車はブラック基調のエクステリアを採用したグレードが人気を集めていましたが、CX-90にはこれまで設定されていませんでした。
まだ公式画像が公開されていないので実際の見た目は不明ですが、兄弟車のCX-70にはすでにPremium Sportいうグレードが設定されているので、バンパーデザイン以外はほぼ同じ見た目になるのが有力でしょうか・・・?
サイドシグネチャーガーニッシュが全モデルパワートレインロゴとブライトシルバー加飾付きに統一されたのもポイントですが、その一方でここ最近搭載車種が増えている「Amazon Alexa/オンラインナビ」や、CX-70とCX-80に設定されたボディカラー「Melting Copper Metallic」は今回採用されていません。
ボディカラーに関してはCX-70との棲み分けを意識してる可能性が高そうですが、AmazonAlexa/オンラインナビはMAZDA3・CX-30にも搭載されたのでちょっと予想外でしたね・・・。
最後にグレード構成と車両本体価格の変化をおさらい。
2025年モデルはそれほど大きな改良が行われていないのでそれほど大きな値上げも実施されていませんが、「ワイヤレス充電(Qi)」「12.3インチフル液晶メーター」「パーキングセンサー(フロント/リア)」が標準化されたPreferredは価格に変更が無く、新グレード「Premium Sport」は廃止されたPremiumから+500ドルの位置づけになっています。
全体で見るとここ最近の傾向どおりグレード数やポジションを整理した感じでしょうか・・・。
米国マツダのニュースリリースによるとCX-90 2025年モデルの実車は夏後半に配備開始予定との事なので、来月にも動きがあると思われます。
ラージ商品群SUVに関してはすでにCX-60でソフトウェアや足回りのアップデート・改善が実施されていますが、正式なモデルイヤー更新(商品改良)として発表されたのは今回のCX-90 2025年モデルが初。
Amazon Alexa/オンラインナビが採用されなかったのはちょっと予想外でしたが、今後CX-60も2025年モデルが登場する可能性があるので今後の動向に注目ですね。
・石川県公式HP(令和6年1月4日から受付開始)
・富山県公式HP(令和6年1月5日から受付開始)
※:新潟県は現時点で義援金受け付けを行っていないので、日本赤十字を通じた義援金やふるさと納税で貢献するのがいいかもしれません。