ブランド価値向上を進めているマツダですが、ドイツの大手自動車メディアの調査でMAZDA3が最も残存価値が高いモデルに選出されています。
今回選出されたのはドイツの大手自動車メディアAUTO BILDが毎年実施している「Wertmeister」の2024年版。
これはAUTO BILDとドイツの市場調査専門会社Schwacke共同で毎年実施している調査で、新車購入から4年後の想定残存価値が高い車(=Wertmeister)をカテゴリー別に選出する内容となっています。
☆4年後の想定残存価値を算出する主な項目
①ドイツ国内の中古車市場動向。
②4年間の保有に基づいた年間走行距離(クラス別)
・Aセグメント車と価格が4万ユーロ未満のBEV・・・・年間11,000㎞
・コンパクトカー、中型SUV、スポーツカー・・・・年間15,000㎞
・上記以外のモデル・・・・年間20,000㎞
③外的要因やブランド・車両関連
・経済状況
・新たな法律や規制の動向
・市場やユーザーの嗜好
・製品自体のコンセプト・装備
・所有コスト・品質
・メーカーの改良・モデルチェンジ計画
今年も約4,000車種を調査した結果が9月19日に発表され、見事「MAZDA3」がカテゴリー内で最も残存価値が高いモデルに選出。
さらに「CX-80」もカテゴリー2位に入っています。
☆MAZDA3(Cセグメント乗用車部門TOP)
⇒選出モデルはファストバックのe-SKYACTIV X搭載車で、グレードはExclusive-Line(欧州仕様の上級グレード)
☆CX-80(大型SUV部門2位)
⇒選出モデルはe-SKYACTIV D 3.3(254ps仕様)搭載のHomura Plus(日本仕様のXD-HYBRID Exclusive Sports【6人乗り】と同等グレード)
現行MAZDA3に関しては2022年から今年まで3年連続に加えてデビューした2019年にもカテゴリーTOPに選ばれているので通算4回目。
選ばれたのは欧州仕様の主力エンジンe-SKYACTIV X 2.0搭載車ですが、ドイツマツダのニュースリリースによるとデザインや走りに加えが新車保証が6年標準なのも高い評価を得たようです。
一方、まだ発売開始されていない「CX-80」が大型SUV部門2位にランクインしてるのは驚き。
これはSUV人気や残存価値が高く評価されやすい発売直前というタイミングもあると思いますが、欧州のトレーラー牽引用途でCX-5やCX-60の人気が高い事も関係してる可能性も・・・。
特にドイツ国内でトレーラー牽引に使用される車両の8割がディーゼルエンジンという調査も出ているので、最も最新のCX-80が選出されたのかもしれませんね。
☆欧州におけるトレーラ牽引用途でマツダ車が高い評価を得ている事を取り上げた一例。
マツダはブランド価値経営の一環として車両の残存価値を高める取り組みを継続してきましたが、欧州で最も大きな市場のドイツで高い評価を得たのは嬉しいポイント。
CX-80の販売もまもなく開始される可能性が高いのでセグメント内で人気を集める事を期待したいですね。
・石川県公式HP(令和6年1月4日から受付開始)
・富山県公式HP(令和6年1月5日から受付開始)