つらつらとMAZDA

マツダに関する備忘録的ブログ。

今週新たに登録されたマツダの特許(2020.7.15)

今週新たに登録されたマツダの特許は4件。

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(画像 ipforce.jp)

その中から気になった内容を取り上げます。

 

まずは「車両の後部構造」という内容。

https://ipforce.jp/patent-jp-B9-6725070

 

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(画像 ipforce.jp)

こちらは「車体後部に発電用エンジンを搭載したレンジエクステンダー車両」に関する内容です。

今回の資料にエンジンの種類は記載されていませんが、これまでに出てきたマツダの特許情報の傾向や車体後部に搭載可能なサイズという点から”ロータリーエンジン”で間違いないかと思います。

資料に書かれている特許の目的は・・・・

リヤサイドフレームの下方にリヤサブフレームが配設されると共に駆動モータと駆動モータに供給する電力を貯蔵するバッテリとを備えた電気自動車等の車両においても、後突時に車室内の乗員の安全性を向上させることが求められている。

しかしながら、大型のバッテリを搭載して車体前後方向に延びるバッテリフレームがリヤサブフレームより車幅方向外方側に配置される場合やリヤサブフレームの車体前方側にバッテリフレームに連結される連結部が車体前方側に向かうにつれて車幅方向外方側に略直線状に傾斜して延びるように設けられると、後突時にリヤサブフレームに入力された荷重によって連結部が変形してバッテリフレームに伝達することができないおそれがある。

 そこで、本発明はサイドフレームとサイドフレームの下方に配設されたサブフレームとを備えた車両において、サブフレームより車幅方向外方側に配置された車体フレーム部材に連結される連結部が衝突時に変形されることを抑制してサブフレームに入力された荷重を車体フレーム部材に伝達することができる車両の後部車体構造を提供することを課題とする。

リアに発電用ロータリーエンジンを搭載したレンジエクステンダーは2013年に公開されたデミオベースの試作車がありましたが、噂されているMX-30のレンジエクステンダー仕様はフロント搭載が有力。

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(画像左:NetCarShow.com、右:MAZDA)

今回無事に登録されましたが実際に市販車へ反映されるのか気になるところ・・・。

 

 

次は「ターボ過給機付エンジンの吸気通路構造」という内容。

https://ipforce.jp/patent-jp-B9-6724997

 

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(画像 ipforce.jp)

こちらは「直噴ガソリンターボエンジンの吸気構造」に関する内容です。

資料に書かれている特許の目的は・・・・

エアリリーフ通路がスペース等の関係で曲がっている場合、エアリリーフ通路を通って吸気通路におけるコンプレッサよりも上流側部分に流出した吸入空気が、該上流側部分の内壁面に沿って旋回しながら、該上流側部分を吸気通路の空気取入口側に向かって逆流する。

この上流側部分(上流側吸気通路)は、通常、管で構成されており、その旋回する旋回流によってその管が振動して、管の表面から放射音が発せられる。

このような放射音を防止するために、上記管の表面に遮音材又は制振材を貼り付けることが考えられる。しかし、このような方法では十分な放射音抑制効果が得られ難く改良の余地がある。

本発明は、斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは上流側吸気通路を構成する管の表面から放射音が発せられるのを抑制可能なターボ過給機付エンジンの吸気通路構造を提供することにある。

マツダの直噴ガソリンターボ「SKYACTIV-G 2.5T」はMAZDA3にも搭載される事になりましたが、この特許の内容が採用されてさらに進化しているのかもしれません。

 

 

今週の内容は以上になります。

明日は出願中の特許が公開されるはずなのでそちらも注目しておきたいと思います。