つらつらとMAZDA

マツダに関する備忘録的ブログ。

欧州で導入予定の”マツダ版ヤリスハイブリッド”は今年9月からトヨタ・チェコ工場で生産開始?

欧州で2021年以降に予定されているトヨタ・ヤリスハイブリッド(ヤリスHV)のOEM受給。

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(画像 NetCarShow.com)

このOEMモデルが生産される工場と生産開始時期に関する情報が出てきました。

(TOP画像は欧州向けトヨタ・ヤリスHV)

 

マツダ版ヤリスHVの計画に関しては昨年11月に行われた2021年3月期・第2四半期決算の場で初公表。

この時点では「2021年以降に欧州で導入、欧州向けヤリスと同じくトヨタ・フランス工場で生産されるのが有力」という状況でした。

 

その中で今回取り上げるのはフランスの自動車メディア「Largus.fr」

https://www.largus.fr/actualite-automobile/nouvelle-mazda-2-2021-bientot-produite-dans-lusine-toyota-de-kolin-10501398.html

リンク先を見ると・・・・。

マツダ版ヤリスHVはオリジナルのトヨタ・ヤリスと共にチェコ共和国トヨタ工場で生産される。

マツダ版ヤリスHVは2021年9月から生産開始。

・これまでヤリスを生産してきたフランス工場ではヤリス・クロスを生産する。

これまでの情報だとすでにヤリスHVが生産されているフランス工場が有力視されていましたが、Largus.frが得た情報によると両モデル共にチェコ共和国にあるトヨタの工場で生産されるようです。

 

ちなみにチェコ共和国にあるトヨタの工場は元々PSA(プジョーシトロエン)との合弁で2005年に稼働開始。

これまでトヨタ・PSA共同開発の欧州向けAセグメントカートヨタ・アイゴ」「プジョー107・108」「シトロエンC1」を生産しています。

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(画像 NetCarShow.com)

ただ、プジョー108とシトロエンC1はPSAとフィアットが統合する等の関係から2021年内に生産終了予定。

チェコ工場を運営してきた合弁会社(TPCA)自体も今月から欧州トヨタの完全子会社になっています。

Largus.frによると「2021年内に生産終了するプジョー108・シトロエンC1に代わってトヨタ・ヤリスとマツダ版ヤリスHVを生産する事でチェコ工場の稼働率を維持する目的がある」との事。

この内容が事実だとするとヤリスHVをマツダOEM供給するのはチェコ工場を完全子会社化したトヨタにとってもメリットがあると言えそうですね。

 

マツダ版ヤリスHVのエクステリアがマツダ独自デザインになるのかはまだ不明のようですが、今回も含めて大半の欧州メディアは車名がMAZDA2になると見込んでいる模様。

あくまで個人的な妄想ですが、日本等で販売されているオリジナルのMAZDA2もほぼ同じタイミングで大幅改良やフルモデルチェンジが実施される可能性もあるのでは?と思っています。

 9月に生産開始される場合、今年中盤までに実車が披露される事も期待できるので続報が楽しみですね。

 

英国版AUTOCARではマツダ版ヤリスHVの予想イメージも出ているのでよろしければチェックしてみてください。