マツダが2022年頃から導入予定のラージ群モデル向けに開発中の直6エンジンですが、その中で直6ディーゼルエンジン(SKYACTIV-D)がトヨタ・次期ランドクルーザーにも搭載されるのでは?という噂を取り上げている記事が出てきました。
今回取り上げるのはオーストラリアの自動車メディア「motoring.com」
南アフリカの自動車メディア「CARmag」も同じ内容を早速取り上げています。
リンク先によると・・・・
・我々の情報源によると、次期ランドクルーザー(ランドクルーザー300)にはマツダが開発中の直6ディーゼルエンジン(SKYACTIV-D)が搭載される。
・2020年9月に日本のマガジンX誌が報じた情報ではトヨタ製V6ディーゼルエンジンが搭載されるとなっていたが、我々が得た最新情報だとマツダの直6ディーゼルエンジン搭載がほぼ確実と思われる。
・中東などの地域向けはトヨタ製のV6ガソリンハイブリッドが採用されるが、オーストラリア向けにはマツダの直6ディーゼルエンジンが採用される。
情報源が匿名なのであくまで噂レベルの内容ですが、かなり興味深い情報ですね。
記事内にはマツダの直6ディーゼルが次期ランドクルーザーへ搭載される理由として「ハイブリッド(THS)を中心とする電動化戦略を進めているトヨタにとって、マツダからディーゼルエンジンの供給を受けるのは開発コスト削減の面で大きなメリットになる」と推測しています。
ちなみに現行ランドクルーザーは海外向けにV8ディーゼルエンジンを設定(1VD-FTV型)
さらに派生車種のランドクルーザー・プラド、ピックアップトラックのハイラックスには4気筒ディーゼルエンジンが日本向けも含めて設定されています(1GD-FTV・2GD-FTV型)
ランドクルーザーはモデルライフが10年前後と長い事に加えて、排ガス規制が特に厳しい欧州等を考えるとディーゼルエンジンでも電動化の必要性は高いはず。
開発コストも考えるとマイルドハイブリッドである可能性が高いマツダの直6ディーゼルを供給してもらうというのは確かにあり得ない話ではありません。
ただ、トヨタにとってランドクルーザーはかなり重要度の高いモデルであるはずですし、企業規模から考えても自前で新しいディーゼルエンジンを開発する力も十分あると思います。
この辺りも含めて考えるとまだ噂レベルで何とも言えないところですね・・・。
motoring.comでは次期型のテストカーもスクープしているのでそれほど遠くない内に正式発表される可能性も考えられます。