つらつらとMAZDA

マツダに関する備忘録的ブログ。

ホンダS660生産終了の理由を見た事をきっかけに今後のロードスター商品改良を想像してみた。

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(画像 MAZDA UK)

ホンダのオープンスポーツであるS660が来年で生産終了する事が昨日発表されましたが、生産終了する理由を見た事をきっかけに同じオープンスポーツカーであるロードスターの今後がどうなるのかちょっと想像してみました。

 

ホンダ公式ニュースリリース

国産車では貴重なライトウェイトオープンスポーツカー(しかも軽規格)なので生産終了というニュースはかなり大きな反響がありました。

スポーツカーはモデルライフが比較的長め(10年近い場合も)なので生産終了するのがやや早すぎる気もしますが、LOVECARS!TV!でおなじみの河口まなぶさんが終了する理由について詳しく解説されています。

・タイヤ騒音規制を含む騒音規制

・燃料蒸発量規制

・ポール側面衝突

・50km/h以上に対応した高度緊急ブレーキシステム

主にこれらの規制をクリアする必要があり、今後の生産継続を断念した。

新しい安全・環境規制などに対応するのが厳しいという点から生産終了に至ったようです・・・。

 

その中で注目したのは赤色で示した「タイヤ騒音規制を含む騒音規制」という項目。

環境省「自動車騒音規制」に関する公式資料(PDF形式)

https://www.env.go.jp/council/07air-noise/y071-19a/mat02_1.pdf

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(画像 環境省)

〇WEBメディア「Clicccar」が騒音規制に関して取り上げている記事。

令和4年(2022年)9月1日から継続生産車(すでに販売済みのモデル)も「フェース1、フェーズ2」の騒音規制に対応する必要があります。

さらに2024年にはさらに厳しい「フェーズ3」が導入される予定。

(一部でフェーズ3が2022年から導入という話が出てますがおそらく誤報・・・)

 

S660生産終了の要因として騒音規制が挙げられてるのは来年9月から導入される「フェーズ1、フェーズ2」に対応するのが困難だからだと思われます。

軽量化のために遮音・吸音材等を極力使用していないのもあると思いますが、純正タイヤがモータースポーツ用に近い性能とトレッドパターンを持った「ヨコハマタイヤ ADVAN NEOVA AD08R」というのも理由としてあるかもしれません。

ADVAN NEOVA AD08R_製品特長 - ヨコハマタイヤ [YOKOHAMA TIRE]

 

そこで個人的に気になったのはロードスターの今後」

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(画像 MAZDA)

現行型はすでにサポカーSワイドに対応しているので安全装備は十分備わっていますが、騒音規制は何とも言えないところ・・・。

歴代モデルの経験からND型も10年程度は販売できるようにあらかじめ設計・開発されていると思いますが、場合によっては「騒音規制等を見据えてそれほど遠くない時期に規模が大きめの商品改良が行われるのでは?」という想像が膨らみました。

ちなみにNDロードスターの純正タイヤはこちら。

〇16インチヨコハマタイヤADVAN Sport V105

ニュース|ヨコハマタイヤの「ADVAN」が新型「マツダ ロードスター」に新車装着

〇17インチブリヂストン・「POTENZA S001

「POTENZA」がマツダ株式会社の「ロードスター RF」に装着 | ニュースリリース | 株式会社ブリヂストン

S660よりはコンフォート性も重視したタイヤですがスポーツタイヤに違いはありません。

ロードスターは”グラム作戦”とまで名付けられた軽量化を行って来てるので、吸音材を増やすよりも純正タイヤを変更して騒音規制に対応する方が可能性としてあるのでは?なんて思ったりします。

 

あと、ロードスターの商品改良で鍵になるのが東京モーターショー

今年も秋に東京モーターショーが予定されていますが、マツダはNDロードスター商品改良モデルの実車をほぼこの場で世界初披露してきています。

〇2017年東京モーターショー

MAZDA NEWSROOMマツダ、東京モーターショーに2台のコンセプトモデルを出品|ニュースリリース

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(画像 MAZDA)

東京モーターショー終了後すぐの2017年11月10日に商品改良モデルを正式発表(NDロードスター初の商品改良)

 

〇2019年東京モーターショー

「東京モーターショー2019」マツダ出展ダイジェスト! | 【MAZDA】マツダ公式ブログ Zoom-Zoom Blog

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(画像 MAZDA)

東京モーターショー終了後すぐの2019年11月14日に商品改良モデルを正式発表。

NDロードスターは発売から今年で6年目なのでモデルライフを見てもそろそろ折り返し地点。

東京モーターショーにおける上記の傾向から今年も商品改良モデルを初披露するのでは?という想像が膨らみます。

 

あくまで個人的想像ですがあらゆる規制が厳しさを増す中でロードスター以外も含めてスポーツカーの今後は気になるところ・・・。

CASE対応など大変な状況ではありますが、これからも純粋に運転を楽しめるスポーツカーが常に選択肢としてある世の中であって欲しいと願うばかりです。

今後何らかの発表がある可能性もあるので情報に注目しておきたいところですね。