これまで取り上げていた情報通り、長安マツダが「CX-5特別仕様車”黒騎士”」と新エネルギーモデルと位置付ける「CX-30 EV コンセプト」を発表しました。
現時点で発表されている情報を元に出来る限り詳しくチェックしていきたいと思います。
長安マツダは上海モーターショー開幕直前の4月17日にCX-5の特別仕様車と新エネルギーモデルを発表すると中国のSNS”Weblio”で予告。
予告通り、LIVE中継も交えた発表会で両モデルの実車を正式披露しました。
Twitterでも速報でCX-30 EV コンセプトの画像を取り上げましたが、このブログでは両モデルの内容を出来る限り詳しくチェックしていきたいと思います。
長安マツダが「CX-30 EV」を正式発表しました!
— taku2 (@taku2_4885) 2021年4月17日
とりあえずLIVE中継で確保出来た画像を…。
ブログでもまた改めてまとめます♪ pic.twitter.com/XymgQSo6Zz
まずは注目の「CX-30 EV Concept」から。
【图】2021上海车展:马自达CX-30 EV首发_汽车之家
事前にTwitterでも取り上げましたが、以前から導入予定とされていた中国向け新型EVは「CX-30のEVバージョン」でした!
画像を見る限りで確認できるEVバージョン独自のポイントがいくつかあります。
・車高UP
・ホイールが19インチ化(画像を見る限りだとタイヤは225/55/19)
・独自デザインのアンダースポイラー(フロント・サイド・リア)
・フェンダー部分のプレスライン
・e-SKYACTIVエンブレム(リア・サイド)
エンブレム以外はフロア下にバッテリーを搭載している事による改良と思われますが、通常よりさらに車高が高くなってる事も影響してるのかスポイラー類は後付け感が強い印象ですね・・・。
サイドスポイラーには足踏み用のステップまで装備されてるので車高はかなり高くなっているのかもしれません。
今回のイベントは基本的にエクステリアデザインのみ発表という内容ですが、内装を撮影しているメディアがありました。
内装はほぼ従来型のCX-30と同じですが、よく見るとMX-30と同じデザインのシフトノブが装着されています。
このあたりは”マツダのEV”という共通点を感じるポイントですね。
あと、今回の会場で発表された車両は青のボディカラー(おそらくディープクリスタルブルーマイカ)ですが、上海モーターショーのマツダブースに展示される車両は白系のボディカラーになる模様(クリスタルホワイトパールマイカ?)
【图】2021上海车展探馆:马自达CX-30 EV曝光_汽车之家
この画像を見たTwitterのフォロワーさんから「プラチナクオーツメタリックにも見えませんか?」というコメントも頂きましたが、確かにそのようにも見えるのでさらに詳しい画像でチェックしたいところ・・・。
搭載されるパワートレイン情報も今回の発表の場では公表されていませんが、これまで取り上げた情報の限りだと合弁先の長安汽車が独自ブランドで販売しているモデルと同じEVユニットが有力視されています。
噂通りのスペックなのか、CX-30 EVモデルに合わせて変更があるのか気になるところです。
現地メディアの記事によると発売は2021年下半期の予定との事。
6月から生産開始という情報も出ているので早ければ夏前頃から発売という可能性も?
まだ公表されてない詳細スペックなども含めて新たな情報が待たれますね。
马自达CX-5黑骑士上市 售20.18-23.58万-新浪汽车
【图】售20.18万起 马自达CX-5黑骑士版上市_汽车之家
こちらは日本向けの特別仕様車「Black Tone Edition」と同じ黒を基調とする特別仕様車。
そして、事前情報通り「横長のブロックデザインを採用したフロントグリル」「日本や欧米向けとは異なる独自デザインのエアロ」が装備されているのが大きなポイントとなります。
ただ、マツダコネクトとエンブレムの文字フォントが今回のモデルでも旧世代のままというのはちょっと意外。
この部分が刷新されるのはもう少し先のタイミングでしょうか・・・?
ちなみに、この特別仕様車はすでに実車が販売店に届き始めています。
こちらは17インチアルミが装着されてるのでSKYACTIV-G 2.0搭載モデル。
先に取り上げた画像の個体は19インチアルミでフロントフェンダーにエンブレムがあるのでSKYACTIV-G 2.5搭載モデルとなります。
ビルトインマフラー仕様のリアアンダースポイラーはベトナム向けのマツダ車でも採用されていますが、アジア圏だとこれが人気なのでしょうか・・・?
先日発表されたCX-5ベトナム仕様。
— taku2 (@taku2_4885) 2019年7月29日
マフラーが4本だし仕様になりました。
ちなみにフロントフォグ横にはデイライトもあります。 pic.twitter.com/g03oTvwM0Z
この仕様はTwitterやブログで取り上げた時も反響が大きいので日本でも設定して欲しい人が多いかもしれませんね。
発表された主な内容は以上となります。
今回披露された両モデルは日本や欧州で販売されているマツダ車と比べると”足し算”が行われている印象ですが(特にCX-30 EVモデルの外観)中国向け専用モデルなので現地のターゲットユーザーからはある程度分かりやすいパーツや差別化が求められているのかもしれません。
CX-5”黒騎士”は適度なエアロなのでバランスが取れて好印象なのに対して、CX-30 EVモデルのエクステリアに関してはTwitterのフォロワーさんの間で賛否が分かれていますが、中国ではどのような反響があるのか気になるところですね。