つらつらとMAZDA

マツダに関する備忘録的ブログ。

2021年のマツダの動向を振り返ってみました。

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まもなく2021年も終わるという事で前回のブログではマツダの「特許・商標・意匠」について振り返ってみましたが、続いてはマツダ全体の動きを振り返ってみます。

 

2021年に出てきた「マツダの特許・商標・意匠」について振り返った前回のブログはこちら。

続いてはマツダ全体の動きについて振り返ってみたいと思います。

 

〇新型車・商品改良を中心とするマツダ車の動き。

2021年に発表・発売された新型車はこちら。

中国専用モデル 「CX-30 EV」(4月発表⇒9月発売開始)

「北米向け新型SUV "CX-50"」(11月に正式発表⇒2022年1月から生産開始予定)

「欧州専用のヤリスハイブリッドOEMモデル "MAZDA2 Hybrid"」(12月に正式発表⇒2022年春に発売開始予定)

日本市場に限定すると今年発売された新型車は1月に発売開始された「MX-30 EV」のみ。

2021年初めの時点ではラージ商品群第一弾モデルが年内に発表される可能性も浮上していましたが、発表の場として有力視されていた東京モーターショーなどが中止された事もあってやや大人しい一年でした・・・。

その中でも「CX-50」は発売される予定が無い日本でも大きな反響があった印象です。

 

一方で商品改良の動きは今年も活発でしたね。

日本市場に絞って紹介すると・・・

〇4月:MAZDA3・CX-30"一部商品改良"

〇6月:MAZDA2 "商品改良"

〇10月:CX-3 "商品改良"

〇10月:MAZDA3・CX-30 "商品改良"

〇11月:CX-5 "大幅改良"

〇12月:ロードスター"商品改良"

特に2021年後半は商品改良が連続した事もあって関連する情報が立て続けに出てきて大変だった記憶があります(笑)

ブログのコメント欄でも多く情報が寄せられたのでこの場を借りてお礼申し上げたいと思います!

 

〇新型車導入計画や方針に関する情報

先に触れた通り2021年は新型車導入がやや大人しい状況でしたが、その代わりに(?)2022年以降に向けた新型車やそれに関係する発表が複数ありました。

〇6月:「2030年に向けての新たな技術・商品の開発方針」

⇒ラージ商品群のアーキテクチャーやパワートレインの画像や電動化技術採用モデルの導入計画を発表。

〇10月:「2022年以降のクロスオーバーSUV商品群の拡充計画」

⇒ラージ商品群SUVの車名は「CX-60」「CX-70」「CX-80」「CX-90」と発表。

〇11月:新たな先進安全技術「Mazda Co-Pilot Concept」の情報が解禁。

⇒Ver.1.0を2022年に登場予定のラージ商品群から導入開始、Ver.2.0は2025年頃に導入予定と発表。

アーキテクチャー」「パワートレイン」「安全技術」「車名」と公開されてきたのであとは実車の発表を待つのみですね(笑)

 

一方で気になるのは「MAZDA6」

2021年は商品改良が全く行われなかっただけで無く、米国とカナダでは現在販売されている2021年モデルで販売終了する事が発表されました。

ラージ商品群ベースでVISION COUPEのイメージを踏襲した次期型(後継モデル)の登場を待ち望んでいる人はかなり多い印象なので2022年は何らかの発表が行われる事に期待したいですね。

 

モータースポーツ関連

今年はルマン24時間レース優勝からちょうど30周年という事で公式HPでメモリアルサイトが開設されたり、オートモビルカウンシルで「787B」「737C」「RX-7 254」という歴代マシンを集めた展示が行われました。

一方で、北米で長年挑戦を続けていたIMSA・DPiシリーズから今年限りで撤退する事が発表・・・・。

ルマン24時間レースへの参戦も可能になる新規定「LMDh」への参入を望んでいただけにかなりショックでした・・・・。

今シーズン最終戦で有終の美を飾ったのは嬉しい限りですが、最大の目標だったデイトナ24時間レース制覇を成し遂げるためにも早い復帰を望みます。

その中で大きな楽しみはバイオディーゼル仕様のデミオで2022年からスーパー耐久へフル参戦する方針」が発表された事。

これまでディーゼル仕様のデミオアクセラで参戦していたNOPROさんの協力が大きかったとはいえ、マツダ本体がここまで深くモータースポーツ参戦に関わるのはルマン24時間レース挑戦以来だと思われます。

"ZOOM-ZOOM"や"Be a driver"など走りに対するコダワリを発信してきたにも関わらずマツダ本体主導でTOPカテゴリーのモータースポーツへ挑戦していないのはブランドイメージ的にも辻褄が合わないと長年感じていたのでこれをきっかけに積極的な展開を期待したいところですね。

 

〇その他

マツダの受賞関連では今年も海外を中心に様々な賞を受賞しました。

(一例)

〇米国「コンシューマー・レポート」の自動車ブランドランキングで初の1位に選出。

〇MX-30がワールドカーデザインオブザイヤーのTOP3に選出

〇MAZDA3が"2年連続"でカナダカーオブザイヤー受賞

〇MX-5(ロードスター)がドイツ3大自動車雑誌の読者投票で”3年連続ハットトリック”を達成。

〇米国道路安全保険協会(IIHS)の新基準の側面衝突試験でCX-5が小型SUVで唯一最高評価を獲得。

ブランドイメージだけでなく安全性評価でも好成績を挙げているのはラージ商品群導入にも大きくプラスする事になると思います。

 

新たなサービスではまずアップデート版ソフトウェアを改良前モデルに提供するMAZDA SPIRIT UPDATE」が大きな話題を呼びました。

現時点ではMAZDA3・CX-30のみが対象車種ですが、対象車種を拡大する事を検討しているようなのでマツダ車の商品力を高める大きなポイントになっていきそうです。

さらに10月には無料会員サービス「CLUB MAZDAがスタート。

登録会員を対象に先行情報公開やイベント開催などが行われていますが、来年はラージ商品群など注目度が高いモデルが登場予定なのでどのようなイベントが行われるのか楽しみですね。

 

今年もモデルカーを中心に様々なグッズが登場しましたが、その中でも「ミズノとコラボしたドライビングシューズ」「レザー仕様のセレクティブキーシェル」は特に注目度が高かった印象です。

あと、私事ではありますがマツダが実施していたキャンペーンで運よく当選した事から非売品であるマツダ百年史エピソード編」が手元に届きました。

この場を借りてお礼申し上げます!

 

様々な内容を振り替えってきましたが、2021年は昨年から続くコロナ禍に加えて半導体や部品不足の影響も大きく受けた一年だった印象です。

生産台数の縮小やそれによる納期の遅延はもちろんですが、6月に商品改良を発表したMAZDA2のマツダコネクト用ディスプレイが僅か4か月で急遽8インチへ変更されるという事例も発生しました。

先月頃から徐々に改善はしているようですが、2022年も影響が縮小化していく事を祈るのみですね・・・。

2022年はラージ商品群やロータリーマルチxEVなど注目度が高いモデルの正式発表が予定されていますが、合わせてマツダオープンデーやミュージアムのリニューアルオープンなどのイベントが再開される事を期待しています。

(まずは毎年恒例となった正月休み明けの中国新聞に注目ですね・・・・)

 

今年も1年このブログをチェックしてくださった皆様ありがとうございました!

良い年をお迎えくださいませ🙇