日本ではカモフラージュされたプロトタイプの試乗レポートが公開されているマツダのラージ商品群第一弾モデル「CX-60」ですが、欧州では公道試乗インプレッション動画が解禁されています。
CX-60に関しては日本仕様が初公開された4月7日に「PHEV」と「直6 e-SKYACTIV D 3.3」のプロトタイプ試乗インプレッションが同時解禁。
この時は内外装がカモフラージュされた状態で試乗も三次のテストコース内で実施されていましたが、欧州ではカモフラージュ無しの車両を使った公道試乗インプレッションが公開されています。
まず最初に紹介するのは欧州の自動車専門メディア「Autogefühl」が投稿した動画。
ソウルレッドクリスタルメタリックの上級グレード"Homura"の実車が登場しています。
カモフラージュ無しの"スッピン"で登場しているので「量産モデル?」という事も頭に浮かびますが、CX-60は先週ようやく量産第一号車がラインオフした状況なので、今回取り上げられている車両も厳密に言うとプロトタイプと見たほうが良さそうです。
すでに多くのメディアや公式画像で詳細が明らかになってきていますが、今回の動画ではフル液晶になったメータ画面がさらに詳しく紹介されていました。
Mi-Driveで選んだモード毎のメーター表示。
「ノーマルモード」
「EVモード」(PHEV仕様のみ)
「オフロードモード」(AWD車のみ)
「スポーツモード」
CX-60ではこれ以外にもトレーラーヒッチを装着すると使用可能になる「トーイングモード」も備わる予定です(事前情報によるとAWD車のみ)
オフロードモードを選択するとメーター中央に方位が表示されるのは個人的に冒険心をくすぐられます(笑)
おそらく各モード選択中でもインフォボタンなどで一部表示を変える事が出来るはずなのでそちらは改めてチェックしたいところ・・・。
続いて紹介するのはドイツの自動車メディア「AUTONOTIZEN」が投稿した動画。
先に紹介した動画と同じ車両が登場している動画となりますが、こちらの動画ではCX-60から導入された新機能「DRIVER PERSONALISATION SYSTEM(ドライバー・パーソナライゼーション・システム)」を実際に使用している場面が映ってました。
こちらではDRIVER PERSONALISATION SYSTEMで使用できる機能の一つ"自動ドライビングポジションガイド"を実際に使用していますが、手順としては「ドライバーモニタリング用カメラ(黄色矢印)が目の位置を検出 ⇒ 身長を入力 ⇒ スタート」
これによって「シート」「ステアリング」「ヘッドアップディスプレイ」「ドアミラー」をマツダが提唱する理想のポジションに自動的に設定します。
動画に出演されてるレポーターさんはもう少し前の位置が好みだったようですが・・・(苦笑)
続いて紹介するのは「Autophorie」が投稿した動画。
こちらではホワイトの車両(動画の字幕を見た限りだとロジウムホワイトプレミアムメタリック)が登場していますが、黒を基調とした上級グレード"Homura"と組み合わされた実車はおそらく初公開。
同じボディカラーでもシグネチャーウイングやホイールの色によって大きく印象が変わりますね。
日本で公開されたプレスリリースだと"Takumi”と同等グレードは「PREMIUM MODERN」、"Homura"と同等グレードは「PREMIUM SPORTS」と位置付けられており、日本向けのプレミアム仕様(最上級グレード)として設定されます。
最後は「Ausfahrt.tv」が投稿した動画。
こちらではマシーングレープレミアムメタリックの実車が紹介されていますが、こちらもグレードは黒を基調とした上級グレード"Homura"
今回取り上げた動画だけでなく、昨日紹介したドイツマツダの新しい公式写真も全てHomuraなので欧州ではこのグレードが売れ筋になる見込みなのかもしれませんね。
そして全ての動画では実際に試乗している場面も映っていますが、かなり高いレベルの静粛性を実現しつつも加速時は気持ちいいエンジンサウンドがしっかり味わえるようになってる印象です。
欧州では現時点でPHEV仕様のみ発売開始された状況ですが、動画レポートによると「直6 e-SKYACTIV-D 3.3は年内に発売」「直6 e-SKYACTIV-X 3.0は来年発売」と触れられていました。
今回取り上げたのは動画チャンネルのみですが、WEB記事によるレポートもこれから続々と公開されるはずなので引き続き注目しておきたいと思います。