先月頃から2025年モデルに関する情報や噂が出てきている「CX-30欧州仕様」ですが、スイスマツダがWEBカタログを公開しています。
CX-30に関しては昨年10.25インチのマツダコネクト用ディスプレイ採用やボディカラーラインナップ変更を含めた商品改良モデル(海外は2024年モデル)が登場していましたが、欧州では今年に入ってから2025年モデルで137psの2.5Lガソリンエンジン(e-SKYACTIV G 2.5)搭載の噂が浮上。
ハンガリーの販売店やスペインメディアが情報を公開した事から137psの2.5Lガソリンエンジン搭載がほぼ確実になっていましたが、ついに正式なWEBカタログも公開されました。
今回CX-30 2025年モデルのカタログを公開したのはスイスマツダ。
Mazda Suisse: Entdecken Sie unsere fortschrittlichen, stilvollen und preisgekrönten Fahrzeuge
公式HPのWEBカタログ一覧を見るとCX-30だけ2025年モデルのカタログも公開されていました。
まずはグレード構成と車両価格の比較から・・・・。
これまでCX-30 スイス仕様は「e-SKYACTIV G 2.0(122ps / 150ps)」と「e-SKYACTIV X 2.0(186ps)」が搭載されていましたが、2025年モデルはこれまで取り上げた情報通りe-SKYACTIV G 2.0(122ps / 150ps)に代わって「e-SKYACTIV G 2.5(137ps)」を搭載。
引き続き全てのエンジンでAT/MTが選択可能ですが、AWDを選べるのはe-SKYACTIV X 2.0(186ps)のみになりました。
加えてグレード構成も2024年モデルから少し変わっています。
・EXCLUSIVE-LINEは2024年モデルでメーカーオプションだった装備を一部標準化してNAGISA(日本はRetro Sport Edition)より上の位置づけに変更。
・TAKUMIはEXCLUSIVE-LINEの装備にレザー内装を加えたグレード。
・2024年モデルのEXCLUSIVE-LINEと同等のグレードとして"CENTRE‐LINE"を新設定。
続いてパワートレイン諸元表を紹介・・・・。
☆比較表(横へスクロール可能)
※スペックは全てFF車
e-SKYACTIV G 2.5(137ps)のスペックに関しては先日取り上げたスペインメディアの情報通りで、燃費やCO2排出量は廃止されるe-SKYACTIV G 2.0(122ps/150ps)とほぼ同等。
一方で適合している排ガス規制レベル(上表の緑枠)の項目を見ると、2025年モデルは9月1日から本格開始される新基準"Euro 6e"になっています。
これに関してはSKYACTIVエンジンがある程度大きい排気量のエンジンを低回転で走らせて優れた実用燃費と環境性能を確保する「アップサイジング / ダウンスピーディング」のコンセプトなのも関係してると思いますが、これまでCX-5欧州仕様のみ搭載されていたe-SKYACTIV G 2.5(出力等は異なる)をCX-30にも搭載する事で、欧州市場向けのエンジン機種数を整理する狙いもあるかもしれません。
あくまで素人の想像ですがマツダ専務執行役員の廣瀬さんからもエンジンの機種数を絞る方針が明言されているので・・・。
これ以外にも変更点が無いか調べてみると、マツダコネクトの項目の"Sprachassistent Alexa(アレクサ音声アシスタント)"というフレーズが入っているのでロードスター・CX-70に続いてAmazon Alexaが採用されているようです(情報通りなら欧州向けのマツダ車初搭載)
これに関してはすでに一部グレードの受注が終了している日本でも追加の噂が出ているので、欧州以外のCX-30にも順次搭載されていくでしょうね。
e-SKYACTIV G 2.5(137ps)はCX-30だけでなくMAZDA3にも搭載の噂が出ていますが、Amazon Alexaに関しては今後搭載車種がグローバルで順次増えていくと思われます。
今年の欧州市場はEuro 6e以外にも「サイバーセキュリティー法規(UN-R155・UN-R156)」「義務化される安全装備の増加(General Safety Regulation=GSR)」が開始予定なので、他の車種の動向にも注目です。
・石川県公式HP(令和6年1月4日から受付開始)
・富山県公式HP(令和6年1月5日から受付開始)
※:新潟県は現時点で義援金受け付けを行っていないようなので、日本赤十字を通じた義援金やふるさと納税で貢献するのがいいかもしれません。