今年に入ってから改良の噂が出ていた「CX-30欧州仕様」ですが、新たな情報が出てきています。
CX-30に関しては昨年10.25インチのマツダコネクト用ディスプレイ採用やボディカラーラインナップ変更を含めた商品改良モデル（海外は2024年モデル）が登場していましたが、欧州では今年に入ってから137psの2.5Lガソリンエンジン（e-SKYACTIV G 2.5）搭載の噂が浮上。
これまで欧州仕様に設定されていた「e-SKYACTIV G 2.0（122ps/150ps）」が今年夏に本格導入される新しい排ガス規制（Euro 6e）に対応してないのが理由という噂も出ていましたが、新たな情報が出てきています。
まず最初に取り上げるのはハンガリーの自動車購入情報サイト「szalonauto.hu」に掲載されている情報。
Eladó új MAZDA CX-30 2025-ös modellév 5WGN 2.5L e-SKYACTIV G 137ps 6AT FWD Centre-line - SZEPTEMBERI
こちらではハンガリー国内で販売されている新車/中古車を検索可能ですが、CX-30の新車を検索すると新しいモデルイヤー"2025年モデル"の情報を掲載している販売店があり、搭載エンジンも噂どおり「e-SKYACTIV G 2.5（137ps）」となっていました。
掲載されているスペックや装備一覧を見る限りだと搭載エンジン以外は特に変わっていないようですが、緑枠部分を見ると2025年モデルの実車は9月に到着予定で、予約受付も開始しているようです。
さらに、ハンガリーでは早くもCX-30 2025年モデルの価格表を公式HPで公開している販売店も出てきました。
この販売店公式HPではCX-30 2025年モデルの価格・グレード一覧表が公開されており、こちらでも「e-SKYACTIV G 2.5 137ps（青枠）」が掲載。
この表を見る限りだとAT/MTが用意されるものの、駆動方式はFFのみ。
そして残りのモデルは全て「e-SKYACTIV X 2.0 186ps（オレンジ枠）」なので、少なくともハンガリーでは噂通り「e-SKYACTIV G 2.0 122ps/150ps」が廃止されるようですね・・・。
グレード構成に関しても特に変わっておらず、2024年モデルで追加された特別仕様車「NAGISA（日本ではRetro Sport Edition）」も継続設定されるようです。
そしてハンガリーに続いてスペインでもCX-30 2025年モデルに関する記事が出てきています。
〇Motor1.com（スペイン版）
Motor1.com（スペイン版）も「CX-30は"e-SKYACTIV G 2.0 122ps/150ps"が廃止される代わりに"e-SKYACTIV G 2.5 137ps"が追加される」と報じていますが、こちらの記事ではe-SKYACTIV G 2.5 137psの具体的なスペックも掲載。
スペックの情報源が掲載されていないのが気になりますが、参考までに既存のエンジンと比較してみました。
※：e-SKYACTIV G 2.5のスペックはあくまでMotor1.comに掲載されてる数値。
※：比較しているスペックは全てFF車
Motor1.comスペイン版に掲載されてる数値で比較してみると最大トルクがe-SKYACTIV X 2.0に近い数値である一方で、WLTP総合燃費に関してはe-SKYACTIV G 2.0とほぼ同等。
ただし、e-SKYACTIV G 2.5に関してはCX-30欧州仕様初の気筒休止システムが採用されるようなので、走行シーン次第ではより優れた実燃費になるかもしれません。
あとは欧州で重要視されるCO2排出量がどうなっているのか気になるところ・・・。
ちなみに、Motor1.comスペイン版の記事もエンジン以外は2024年モデルとほぼ同じになる見込みのようです。
まだ欧州マツダからCX-30 2025年モデルに関する情報は正式発表されていないので、今回取り上げた内容はまだ"あくまで噂"ですが、かなり具体的な内容だったのでe-SKYACTIV G 2.5 137ps仕様が追加されるのはほぼ確実そうです。
（おそらくMAZDA3欧州仕様も同様の変更を行うでしょうね・・・）
CX-30に関しては日本でも一部グレードの注文受付が終了しており、前例から考えると商品改良の可能性が有力なので国内外で続報に注目ですね。
・石川県公式HP（令和6年1月4日から受付開始）
・富山県公式HP（令和6年1月5日から受付開始）
※：新潟県は現時点で義援金受け付けを行っていないようなので、日本赤十字を通じた義援金やふるさと納税で貢献するのがいいかもしれません。
