つらつらとMAZDA

マツダに関する備忘録的ブログ。

MAZDA SPIRIT RACINGがスーパー耐久シリーズへ投入する3台目の車両はST-Qクラスである事が判明、投入される車両も予想してみました。

昨年からスーパー耐久シリーズへ本格参戦しているMAZDA SPIRIT RACINGですが、年明けから噂が出ていた3台目の車両に関する情報が少し出てきました。

 

 

MAZDA SPIRIT RACINGは昨年からスーパー耐久シリーズに本格参戦を開始。

(画像 MAZDA)

最初は「MAZDA2 Bio concept」で参戦開始しましたが、シーズン後半には「MAZDA3 Bio Concept(ST-Q)」と「MAZDA SPIRIT RACING ROADSTER(ST-5)」の2台体制へ拡大。

さらに年明けすぐに開催された東京オートサロンではチーム代表の前田育男さんから2023年シーズン中盤以降にまた新たな車両を投入する事も示唆されていました。

着実にチーム体制が拡大しているMAZDA SPIRIT RACINGですが、昨日公開された2023年スーパー耐久シリーズ年間エントリーリストで3台目の車両に関する情報が少し判明したので紹介したいと思います。

 

 

スーパー耐久シリーズ2023年間エントリーリスト

〇autosport web

(画像 autosport web)

緑枠は昨年に続いて投入される「MAZDA3 Bio Concept(ST-Q)」と「MAZDA SPIRIT RACING ROADSTER(ST-5)」ですが、赤枠部分を見るとST-QクラスにMAZDA SPIRIT RACING名義の12号車(赤枠)が新たにエントリーされています。

詳細は現時点で明らかになっていませんが、ST-Qクラスという事は何らかの開発車両である可能性がかなり高そうですね・・・・。

せっかくなので3台目の車両が何なのかちょっと予想を・・・・。

 

 

候補①:XD SPORT+をベースにして「MAZDA2 Bio concept」が再登場?

「左:MAZDA2 Bio concept、右:XD SPORT+ (右画像 MAZDA)」

MAZDA SPIRIT RACINGがスーパー耐久へ最初に投入したMAZDA2 Bio conceptは昨年の最終戦でMAZDA3 Bio Conceptと入れ替わりましたが、MAZDA2自体は年明けにエクステリアデザイン変更も含めた大幅商品改良が行われてスポーツグレード「15S SPORT」「XD SPORT+」が新たに登場。

パワートレインやメカニカル系の改良は行われていないようなので、中身はMAZDA2 Bio conceptのままでエクステリアだけXD SPORT+に変わって再登場という可能性があるかもしれません。

 

候補②:カーボンニュートラル燃料(e-fuel)を使用した「ロードスター」?

(画像 MAZDA)

ST-5クラスを中心に多くのチームで採用されている「ロードスター」ですが、これまでST-Qクラスにエントリーした事例は無し。

ST-Qクラスではすでにトヨタとスバルがカーボンニュートラル燃料を使用した「GR86/BRZ」で参戦しているので、マツダも同様の燃料を使用したロードスターを投入する可能性があるかもしれません。

さらに、ロードスターに関しては2.0Lエンジンのソフトトップ車を国内導入する話も出てきているので、今年国内導入される場合はこのモデルをベースにするかも?という妄想も広がります。

ちなみに海外でも英国マツダが100%合成燃料を使用した"MX-5"でサーキット走行も含めた実証実験を昨年末に行っています。

 

候補③:発電用ロータリーエンジンユニットを搭載した"MAZDA3 R-EV CONCEPT"?

MX-30 R-EVと新開発されたロータリーエンジン”8C型" (画像 ドイツマツダ)

2023年1月13日、マツダは発電用ロータリーエンジンを搭載したPHEV「MX-30 R-EV」を正式発表しましたが、このモデルは欧州に続いて日本にも導入予定。

さらにMX-30 R-EVに搭載されたシステムはMX-30以外のスモール群モデルにも展開する証言が複数の関係者から出ています。

このような点からMAZDA3 Bio Conceptと同じボディで中身だけ発電用ロータリーエンジンのハイブリッドシステムに載せ替えた"MAZDA3 R-EV CONCEPT"が登場するかも⁉

このシステムはシリーズハイブリッドなのでモータースポーツには不向きかもしれませんが・・・。

 

候補④:駆動用ロータリーエンジンの開発車両を投入?

(画像 ドイツマツダ)

MX-30 R-EVに採用されたロータリーエンジン「8C型」は1ローターで発電用となっていますが、この時期にロータリーエンジンを新開発したという事は発電用だけでなく駆動用として活用する事も視野に入れているはず・・・。

さらにマツダは以前から駆動用ロータリーエンジンを搭載したスポーツカーに関する特許を複数出願しているので、水面下ではある程度開発が進められてる可能性も・・・?

(特許の一例)

ただ、スーパー耐久はST-Qクラスでも市販されている車両がベースである事が前提だったはずなので、開発中の駆動用ロータリーエンジンロードスターに搭載する方法ならOKでしょうか?

さらに8C型は直噴式なので"水素"で走らせるというのもアリかもしれません。

「駆動用の水素ロータリーエンジンを搭載した"RX-8 HYDROGEN RE" (画像 MAZDA)」

 

思いつく限りで候補を挙げてみましたが、現実的に考えると①と②が有力候補でしょうか?

③と④はやや非現実的かもしれませんが妄想するのは自由ですから・・・。

でもちょっとだけ期待しておきます(笑)

まずは昨年の最終戦から投入された「MAZDA3 Bio Concept」の性能UPが重要だとは思いますが、シーズン中盤以降に登場すると思われる3台目の車両が何になるのか楽しみですね!