これまで数えきれないくらいに出てきているマツダの次世代スポーツカーのイメージスケッチですが、これまでとはやや異なる方向性のイメージスケッチが海外で公開されています。
今回取り上げるのは海外の自動車メディア「autoevolution」や「autoblog」等が掲載しているこちらの記事。
〇autoevolution
〇Autoblog
それぞれの記事によると、米国・ミシガン州にある美術学校College for Creative Studiesの学生であるTiffany Yangさんがマツダの次世代スポーツカー「DX-Vision Concept」のイメージスケッチを公開したとの事。
記事によるとTiffany Yangさんはこれまでケーニグセグとホンダでのインターンも経験されており、「DX-Vision Concept」は卒業制作との事。
さらにこのイメージスケッチは現在インターン勤務されている北米マツダのデザイナーも協力・監修して制作されたようです。
ロードスターより上級セグメントのスポーツカーをイメージしたスケッチはこれまでにもたくさん出てきていますが、今回のスケッチはオフロード走行を意識したクロスオーバースタイルになっているのがこれまでと違う方向性ですね。
ここ最近SUVやクロスオーバーが主流になっていますが、高性能スポーツカーの世界でも「ポルシェ 911 ダカール」や「ランボルギーニ ウラカン ステラート」などクロスオーバースタイルを取り入れたモデルが出てきたのも影響してるかもしれません。
これまでに無い組み合わせなので中々面白いスケッチですが、一方でここ最近出てくる新型車がSUV・クロスオーバーばかりなので、スポーツカーにまでこの流れが入るのはやや食傷気味に感じてしまう気持ちもあるのが正直なところ・・・(苦笑)
ポルシェやランボルギーニのように伝統的なスタイルを基本にオフロードスタイルの派生モデルも出す手法なら世界観が広がって面白いとは思います。
今回取り上げたスケッチは卒業制作なのでもちろん量産化の予定はありませんが、マツダはここ数年「アルミ製スペースフレーム」や「駆動用ロータリーエンジン」など次世代の高性能スポーツカーを意識してそうな特許を数多く出願していますが、どのようなスタイルで登場するのか楽しみですね・・・。