マツダが最も重要視している北米市場ですが、北米マツダCEOが今後登場予定の新型車についてコメントしています。
今回取り上げるのは米国の自動車専門メディア「Automotive News」が掲載した記事。
https://www.autonews.com/sales/evolving-mazda-brand-zeros-350000-sales-year
他のメディアでもAutomotive Newsの記事を引用した内容が掲載されています。
(CARSCOOPS)
(autoevolution)
今年4月に北米マツダCEOへ就任されたTom Donnelly氏が今後登場予定の新型車についてコメントしています。
「CX-70について」
CX-70はラージ商品群の中でも主に北米へ導入予定のワイドボディ2列シートSUVで、当初は今年夏~秋頃にワールドプレミアされるのが有力視されていましたが、米国マツダは発売が来年春へ延期された事を公式Twitter(X)で明言。
これは需要が高まっているCX-90の生産台数を増やす事が理由と説明されていましたが、Tom Donnelly氏も今回の取材で「CX-70は来年発売される」と回答したようなので、当初の予定より発表・発売が遅れるのは事実のようです。
ただ、日本では中国新聞が「CX-70は2023年中に防府工場で生産開始される見込み」と報じているので、ワールドプレミアは年末~年明けすぐに行われるかもしれません。
「2025年頃に登場予定の新型BEVについて」
今年6月に社長へ就任された毛籠社長はEV専用アーキテクチャーだけでなく既存のアーキテクチャーを使ったBEVも導入する方針を表明していましたが、Tom Donnelly氏もこれについてコメント。
・北米市場では2025年に既存のアーキテクチャーを使用した新型BEVを導入する。
・新型BEVはクロスオーバーで、既存の車名を使用する。
既存のアーキテクチャーが使用されるのはすでに明らかになっていますが、今回は新型BEVがクロスオーバーで車名も既存のものを使用するとCEO自ら回答してるのが注目ポイントです。
どの車名になるのかはさすがに明言されていませんが、日本ではすでに「2025年頃にCX-5へEVモデル追加⁉」という報道が出ているので、このモデルが今のところ最有力。
現行世代(第7世代)のSUVは車名の数字が2桁になっていますが、今回報道されてる新型BEVがCX-5なら車名はそのまま引き継がれる事になりますね。
CX-5は現在もマツダの最量販車種なので、個人的にも車名を変えるのはリスクが高いと思います・・・。
CX-70はそれほど遠くない時期に実車が披露されそうですが、新型BEVに関しても今後どんどん情報が出てくると思われるので引きつづき注目ですね。