まもなくオーストラリアでの販売がスタートする「CX-60」ですが、現地で実施された安全性テストで最高評価を獲得しています。
今回CX-60が最高評価を獲得したのはオーストラリアの安全性テスト「ANCAP」
ANCAPは1993年にオーストラリアで設立された自動車の安全評価を行う独立機関で、オーストラリアだけでなくニュージーランドで販売される自動車も試験対象。
欧州の安全性テスト"EURO NCAP"に準じた評価方法で、大きく分けて4つの項目の試験結果によって1~5つ星に評価されます。
複数の現地メディアによるとCX-60もオーストラリアでまもなく発売開始されるのに合わせてCX-60もテストを実施。
見事最高評価の5つ星を獲得した事がANCAP公式HPで発表されています。
〇ANCAP公式HP
・Adult Occupant Protection（成人乗員保護）・・・91％
・Child Occupant Protection（子供乗員保護）・・・93％
・Vulnerable Road User Protection（歩行者保護）・・・89％
・Safety Assist（先進安全機能）・・・・・・・・・・77％
（ANCAP公式YouTubeでは試験風景も公開）
乗員保護を中心に90％前後の高いスコアを記録したのが5つ星獲得の大きな要因ですが、特にフロントエアバッグや側面衝突安全性能、衝突軽減ブレーキ（歩行者検知機能も含む）が優れていたとの事。
さらにANCAPの試験で使用されるチャイルドシートが全て装着可能だった事にも触れられており、後席の乗員保護はほぼ完ぺきに近いスコアだったようです。
一方で先進安全機能のスコアは77％となっていますが、これは緊急時車線維持支援 (ELK) の動作具合がもう一歩と判断されたのが影響してるとの事。
CX-60はすでに欧州と日本でも安全性テストが実施されていますが、欧州（EURO NCAP）に続いてオーストラリアでも5つ星を獲得。
今振り返ると欧州より低い速度域が対象となる日本（JNCAP）が4つ星止まりだったのは本当に不思議ですね・・・。
ANCAPの試験結果は早速複数の現地メディアも報じていますが、その中でもCarExpertによるとオーストラリアでは今月からCX-60の販売が開始されており、試乗レポートも7月18日午前8時（現地時間）に解禁予定との事。
マツダにとってオーストラリアは販売シェアが高い重要なマーケットなので、大きな反響がある事に期待ですね。
