就任後初のメディア取材で電動化戦略について明言された毛籠新社長ですが、さらにモータースポーツ活動や各種イベントについても注目の発言をされています。
6月の株主総会の承認を経て新社長に就任された毛籠勝弘さんは、本日14日に就任後初のメディアインタビューに対応。
各メディア共に今後の電動化戦略に関する発言が取り上げられていますが、これ以外にもモータースポーツ活動や関連イベントについて明言されたようです。
今回取り上げるのはマツダに関する情報でおなじみ「中国新聞」の記事。
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中国新聞も電動化戦略を中心に毛籠社長のコメントを取り上げていますが、記事の後半にこのような一文が・・・。
トップ就任から2週間余り。「移動体験の感動をお客さまが体験する取り組みを広げたい」と抱負を語った。モータースポーツ活動の強化や、車の楽しさを顧客に伝えるイベント、安全運転のセミナーなどを充実させる方針で、事業会社を「速やかに設立する」と述べた。
毛籠社長はモータースポーツ活動の強化や各種イベント・セミナーを充実させる方針を持っており、これらの事業会社を"速やかに設立する"とメディアの取材で述べたようです。
事業会社の詳細は明記されていませんが、記事を見る限りだと設立されるのはかなり近い時期になりそうですね・・・。
これまでも度々触れていますが、毛籠社長は元々スポーツカーやモータースポーツにかなり明るい人で、SKYACTIVテクノロジー導入以降のモータースポーツ活動にはほぼ全て関係されています(SKYACTIV-D RACING、IMSA、MAZDA3 TCR等・・・・)
さらに、毛籠さんは社長就任が発表された3月以降もスーパー耐久シリーズが開催されているサーキットへ積極的に足を運んでおり、5月の富士24時間レース開催時にはトヨタの佐藤社長やル・マン24時間レースを主催しているACO会長との記者会見にも出席されています。
これに加えて、MAZDA SPIRIT RACINGがスーパー耐久シリーズへ投入しているMAZDA3 Bio Conceptはバイオディーゼルだけでなく次世代エンジンに関する新技術も試されている事から、モータースポーツの重要性が高まっている状況です。
これらの流れを見ると毛籠社長がモータースポーツ活動を強化する方針を示したのは自然な流れなのかもしれません。
事業会社というフレーズを見ると、MAZDA SPIRIT RACINGをモータースポーツ活動や各種イベント・セミナーを行う正式なメーカーワークスにするのでは?という妄想も膨らみますが・・・(笑)
他メーカーのワークスチームもモータースポーツ活動と並行してドライビングレッスンやセミナーを開催してますからね。
毛籠社長による新体制はまだ始まったばかりですが、ようやく復活してきたモータースポーツ活動がさらに盛り上がる事を願います。