つらつらとMAZDA

マツダに関する備忘録的ブログ。

マツダがラージ商品群SUV第3弾「CX-70」を正式発表したので内容を詳しくチェック。

(画像 MAZDA USA)

2024年1月30日(米国時間)、マツダがラージ商品群SUV第3弾モデル「CX-70」を北米で正式発表しました!

 

 

まずは改めてここまでの流れをおさらいすると、マツダは2021年10月にクロスオーバーSUV商品群の拡充計画を発表しており、直6エンジンやFRアーキテクチャーを使ったラージ商品群では4車種導入を公表。

マツダが「2022年以降のクロスオーバーSUV商品群の拡充計画」を発表、ラージ群SUVや北米向け新型SUVの車名も公開。 - つらつらとMAZDA

左:CX-60、右:CX-90 (画像 MAZDA)

これまで「CX-60(2022年)」と「CX-90(2023年発表)」が発売されており、今回北米でワールドプレミアされた「CX-70」はラージ商品群SUV第3弾。

2024年に入ってから開始されたティザー広告も情報量に限りがあったので多くの謎がありましたが、ついに正式発表されたので順番にポイントを紹介していきたいと思います。

 

 

〇米国マツダ公式ニュースリリース

〇カナダマツダ公式ニュースリリース

〇メキシコマツダ公式HP

〇オーストラリアマツダ公式ニュースリリース

〇日本向けのニュースリリース

 

 

CX-70のコンセプトは「Passion Pursuer(情熱の探求者)」

好きなことや興味があることへの挑戦を楽しむ、前向きで活動的なお客さまの嗜好に合わせたスポーティなデザイン、ゆとりある実用的な荷室空間を備えています。

 

 

 

「エクステリア」

〇ブラック系(フェンダーアーチ等がボディ同色仕様)

(画像 MAZDA USA)

〇ホワイト系フェンダーアーチ等がボディ同色仕様)

(画像 カナダマツダ)

2025 Mazda CX-70 has a lot in common with the CX-90 | Driving

(画像 driving.ca)

Mazda CX70 2025; 2 filas de asientos y más capacidad de carga - YouTube

(画像 Javier Mota)

All-New 2025 Mazda CX 70 first look // The large 5-passenger mid-size! - YouTube

(画像 motormouth)

〇ホワイト系(フェンダーアーチ等が未塗装樹脂仕様)

(画像 MAZDA USA)

事前情報通り基本的なデザインはCX-90と同じですが、フロントバンパーはサイドのエアインテークをより大型化しているのがまずポイント。

ここ最近登場したマツダ車のエアインテークは基本的に"小さく or 細く"デザインされていましたが、北米で販売されている「CX-50」は比較的大きめのエアインテークなので、CX-70はこれら2車種の特徴を併せ持ってる印象ですね。

左からCX-90・CX-70・CX-50 (画像 MAZDA USA)

リアデザインも基本的にはCX-90と同じですが、バンパー部分は意匠が異なっておりCX-70の方がややアンダーディフューザーを強調するデザインでしょうか。

CX-70に関してはCX-90よりスポーティーになる噂も出ていた事から、CX-60のような左右2本出しのマフラーカッターを採用する予感もしていましたが、実際はCX-90と同様にマフラーカッターは装着されていません。

左からCX-60・CX-70・CX-90 (画像 MAZDAMAZDA USA)

そして、発表前から特に憶測が飛び交っていた車体全長ですが、サイドビューをCX-90と比較した限りだと全く同じように見えており、僅かにリアハッチの傾斜角度が異なるように見えなくも無い感じでしょうか・・・?

motor1.comの記事によると「バンパー形状の違いでカタログ上の寸法が1インチ(約2.5㎝)程度異なる可能性はある」という回答があったようです。

The 2025 Mazda CX-70 Delivers Straight-Six Power In A Two-Row Package

上:CX-90、下:CX-70 (画像 MAZDA USA)

あと、CX-70の公式画像で気になったのは同じエクステリアの仕様でもボディサイドのアンダーガーニッシュを装着してる車両としてない車両が存在している事。

実車を紹介している各メディアの動画・記事を見ても両方の仕様が登場していますが、実際はどのような形で採用・設定されるのか気になるところ・・・(プロトタイプだからでしょうか?)

(画像 MAZDA USA)

 

「インテリア」

〇バーガンディレッド内装(ナッパレザー)

(画像 MAZDA USA)

〇ブラック内装(ナッパレザー)

(画像 MAZDA USA)

インテリアも基本的にはCX-60・CX-90と同じデザインですが、注目は「バーガンディレッドとナッパレザー内装」で、この色の内装はMAZDA3ファストバックを皮切りに複数の車種へ採用されてきましたが、ラージ商品群にもついに採用。

公式ニュースリリースには「MX-5 100周年記念車からインスピレーションを得た」と書かれているので、おそらく色味なども同じと思われます。

現時点で正式公開されている内装は「バーガンディレッドとブラックのナッパレザー内装」のみですが、日本のニュースリリースにはさらに「タン内装」「グレージュ内装」も市場に合わせて設定予定と案内されており、カナダマツダ公式HPではタン内装の画像も掲載されています。

個人的にはバーガンディレッド内装のステアリングもタン内装のようにして欲しかった気持ちもありますが・・・(笑)

よく見るとフロアマットにも"CX-70"のロゴが・・・♪ (画像 カナダマツダ)

あと、バーガンディレッド内装の公式写真ではシートベンチレーションが装備されていますが、一部メディアが紹介しているバーガンディレッド内装の実車には装着されていませんでした

こちらもプロトタイプで量産モデルとは仕様が異なっている可能性が高いと思われます(ナッパレザーなので装備されてるのが正解のはず・・・・)

☆バーガンディレッド内装にも関わらずシートベンチレーションとリアシート用のシートヒーターボタンが装備されていない車両を取り上げてる記事と動画の一例。

2025 Mazda CX-70 Preview: Sure, why not? Small niche, small effort - Autoblog

(画像 autoblog)

2025 Mazda CX-70 REVEALED! Here's Your First Look at Mazda's Next Luxury SUV Fighter! - YouTube

(画像 TFLnow)



「ラゲッジルーム/ユーティリティ」

(画像 MAZDA USA)

2025 Mazda CX-70 Premiere - Get Your First Look Here! - YouTube

(画像 The Novak Report/Javier Mota)

2025 Mazda CX-70 Preview: Sure, why not? Small niche, small effort - Autoblog

(画像 autoblog)

CX-90と同じ全長の可能性が高い事からラゲッジルームもかなり広いですが、CX-70ではラゲッジ側からリアシートを電動で倒せるボタンが追加(マツダ車初ですよね?)

さらにラゲッジルーム下には小物入れも新たに採用されています。

一方で個人的にはCX-5やCX-60で採用されている「4:2:4分割のリアシート」ではないのがやや気になるところ。

前後スライド可能なリアシートやラゲッジルーム横のカップホルダーがCX-90のままなので、採用が難しかったのかもしれませんが・・・。

 

 

「先進 / 安全 / 運転支援系装備」

(画像 MAZDA USA)

ロードスターに続いてAmazon Alexa採用(ラージ商品群では初)

・クルージング&トラフィックサポートの進化版クルージング&トラフィック・サポート(CTS)緊急停止支援機能付を追加。

CTS使用時にドライバーが警告に応答しない事を確認した場合、車両を自動的に減速/停止する緊急システム

ロードスター大幅商品改良モデル(MX-5 2024年モデル)でマツダ車初搭載されたAmazon AlexaがCX-70にも搭載されていますが、使用している実際の画面が公開されたのは今回が初。

おそらくロードスターでも同じような画面で使えるのでしょうね・・・。

そして「クルージング&トラフィック・サポート(CTS)緊急停止支援機能付」は"一般道だけでなく高速道路走行にも対応という意味だと思われます。

 

 

「パワートレイン」

(画像 MAZDA USA)

・CX-90と同様に直6ガソリンターボエンジン「e-SKYACTIV G 3.3T」と、直4ガソリンプラグインハイブリッド「e-SKYACTIV PHEV」の2種類。

・オーストラリア仕様には上記2つに加えて直6ディーゼルエンジン「e-SKYACTIV D 3.3」も搭載予定。

・スペックはまだ未公表。

パワートレインに関しては事前情報通りCX-90と同じラインアップとなっており、motor1.comの記事にはスペックも同じという記述もあります。

こちらに関しては正式発表を待ちたいところ・・・。

一方で、北米市場で需要が多いトレーラー等の牽引機能はCX-90と同様に最大5000ポンドまで対応。

公式ではコスモスポーツを積載した画像・動画も公開されていましたが、これはワールドプレミアを行った1月30日がマツダ創立記念日だったからでしょうか・・・?(笑)

(画像 MAZDA USA)

 

「ホイール/タイヤ」

(画像 MAZDA USA)

現在公開されているアルミホイールは21インチのみですが、各メディアの記事・動画を見ると「ブラック×切削加工仕様」だけでなく「フルブラック塗装」の仕様もありました。

あと、日本のニュースリリースには19インチも用意する事が予告されています。

展示車両を確認した限りだと装着されてるタイヤは全て「TOYO TIRE OPENCOUNTRY A50」でしたが、CX-90ではこれに加えて「ファルケン ZIEX CT60 A/S」も採用されていたので、CX-70も複数のタイヤ銘柄が採用される可能性があります。

All-New 2025 Mazda CX 70 first look // The large 5-passenger mid-size! - YouTube

(画像 motormonth)

あと、日本のニュースリリースには19インチも用意する事が予告されています。

 

「発売時期やグレード・価格に関する情報」

(画像 MAZDA USA)

事前情報通り米国とカナダは「今年春に発売開始」なっており、追ってメキシコとオーストラリアにも導入予定。

CX-70はすでに昨年12月から生産も開始されているみたいなので、米国とカナダでは価格やグレードもまもなく発表されるのが有力。

一方、Autoblogの記事によると「CX-70は上級グレードのみ設定で、スタート価格も高めにある」という記述もあるので、グレード数や価格設定はCX-90とやや異なるかもしれませんね・・・。

 

 

現時点で発表されているCX-70の主な情報をまとめましたが、よりスポーティになったバンパーデザインやバーガンディ内装はCX-60オーナーさんを中心に気になる方も多いかもしれません。

特に公式画像のブラックとの組み合わせはかなりカッコイイですね・・・。

その一方で事前情報どおり車体寸法がCX-90と同じだったのは驚きですが、個人的には「CX-90ワールドプレミアの時に公開されたデザインスケッチってCX-70も意識してたのでは?」なんて妄想も膨らみます(笑)

CX-90のデザインスケッチ (画像 CARSCOOPS)

あと、これまで海外フォーラムなどを見た限りだとCX-70に対してはサイズの面で「CX-90の2列シート版」より「CX-60のワイド版」を期待してる人が多かった印象もあるので、CX-90と同じサイズがどのように受け止められるのか気になるところですね。

CX-70は今のところ北米専用モデルなのが有力ですが、バーガンディレッド内装やAmazon Alexa等に関しては「CX-60」や次に発表予定の「CX-80」へ採用される可能性もあるので、今後の動向にも注目したいと思います。

 

マツダの関係者の皆様CX-90誕生と創立104周年おめでとうございます!

(画像 MAZDA USA)

 

令和6年能登半島地震災害の義援金受付関連リンク。

・石川県公式HP(令和6年1月4日から受付開始)

令和6年能登半島地震に係る災害義援金の受付について | 石川県

富山県公式HP(令和6年1月5日から受付開始)

富山県/「令和6年能登半島地震災害義援金(富山県被災者支援分)」の受付について

※:新潟県は現時点で義援金受け付けを行っていないようなので、日本赤十字を通じた義援金ふるさと納税で貢献するのがいいかもしれません。