オーストラリアとメキシコで2025年モデルのティザー広告が解禁されていた「BT-50」ですが、予定通り本日正式発表されました。
3代目となる現行BT-50はいすゞ・D-MAXのOEMモデルとして2020年に販売開始されましたが、オーストラリアとメキシコでは先週11日に2025年モデルと思われるティザー広告が公開。
ヘッドライトLEDを中心とするフェイスリフトを実施する可能性が高まっていましたが、本日予定通り両国で正式発表されました。
〇オーストラリアマツダ公式ニュースリリース / YouTube
〇メキシコマツダ公式YouTube(LIVE配信アーカイブ)
オーストラリアマツダとメキシコマツダは10月18日午前9時(日本時間)にBT-50 2025年モデルを正式発表。
発売は2025年第1四半期(オーストラリア)と予告されているので価格やグレードなどはまだ不明ですが、現時点で公開されている内容を順番に紹介していきます。
変更点①:エクステリアデザインの変更(フェイスリフト)
☆オーストラリアマツダの画像
☆メキシコマツダの画像
☆改良前モデルと比較
事前に公開されていたティザー画像で「CX-5に似たヘッドライトLED」と「大型化されたエンブレム」が確認出来てましたが、オーストラリアマツダによると「フロントバンパー」「フロントグリル」「テールゲート下端の意匠」「テールランプ(LED化)」「アルミホイール」も刷新したとの事。
加えてフロントバンパーには「実用燃費を向上させる"air curtain(エアカーテン)"」が新採用されているようですが、これはMAZDA3やCX-60等に装備されてるグリルシャッターの意味かもしれません。
ボディカラーに関しては、オーストラリア/メキシコ両方の公式画像に登場している「Red Earth Metallic(レッドアースメタリック)」に加えて「Sailing Blue Metallic(セーリングブルーメタリック)」「Geode White Pearl(ジオードホワイトパール)」という3つの新色が追加されていて、オーストラリアでは合計7色設定予定と案内されています。
基本的な仕様は両国で同じですが、オーストラリアマツダが公開したRed Earth MetallicのBT-50にはグリルアクセントやグロスブラック仕様のフェンダーアーチ/モールが装備されているので、改良前に続いて様々なオプションや特別仕様車が登場するかもしれませんね・・・。
変更点②:内装や各種機能もアップデート
〇現時点で公開されてる変更点
(内装関連)
・レザー内装の色が「ブラウン⇒ブラック」に変更。
・最上位グレード用としてヘッドレストに"BT-50"ロゴが入った「テラコッタ×ブラック内装(合成皮革/スウェード)」をオプション設定。
・メーター液晶画面が「4.2インチ⇒7.0インチ」にサイズUP。
・改良前はメーター液晶画面のみだった「車両情報(ドライブモード/ タイヤ空気圧 / ステアリングと傾斜の角度 / デフロック)」がセンターディスプレイにも表示可能に。
・AppleCarPlayに加えてAndroidAutoもワイヤレス接続に対応
・USB端子がType Cに。
・バックミラー付近にもUSB端子を追加(ドライブレコーダーなどを考慮?)
(安全装備系)
・視野が2倍に広がった新しいフロントカメラ
・Active rear cross-traffic assist(アクティブリアクロストラフィックアシスト)
・衝突軽減ブレーキは歩行者とオートバイも検知可能に。
・車線維持アシストは白線が無い道路の端も検知可能に。
・疎水性コーティングが施された新しいバックカメラ
インパネなどの内装デザイン自体は変わっていませんが、レザー内装の色変更や新色追加に加えてメーター液晶画面の大型化を実施。
USBも最近のトレンドに則ってType Cにアップデートされていますが、ドライブレコーダーなどを意識してバックミラー付近にもUSB端子が追加されたのは中々面白いですね。
安全装備系もアップデートされていますが、これはベース車両のいすゞ・D-MAXの大幅改良モデルに準じた内容と思われます。
〇パワートレインや価格に関する情報。
オーストラリアマツダのニュースリリースではパワートレインについて触れられていませんでしたが、現地メディアは改良前と同じ「1.9Lと3.0Lのディーゼルエンジン(それぞれ6AT・6MTあり)を引き続き搭載」と報道。
グレードや価格は発売直前の2025年初旬に発表予定となっています。
メキシコマツダもLIVE配信内で”ディーゼルエンジン搭載”とだけ公表していますが、現地メディアやジャーナリストは「3.0Lディーゼルの6AT車が導入」と報道。
加えてメキシコマツダは車両本体価格も「829,900メキシコペソ(日本円換算で約630万)」と発表しており、来月18日から先行予約を開始して2025年2月発売予定と予告しています。
現在メキシコで販売されてるマツダ車ではCX-50 2.5ターボ搭載車(815,900メキシコペソ)に近い価格設定になりますね・・・。
SUV Mazda CX-50 2025 | Mazda México
ちなみにベース車両のいすゞ・D-MAXは今年4月にマイルドハイブリッドモデルが発表されましたが、BT-50に関しては今回追加の報道や噂は出てきませんでした。
いすゞもまだ販売は開始してないようなので、BT-50に追加されるとしてもまだ先の話でしょうか・・・?
☆今年4月タイで公開されたD-MAXのマイルドハイブリッド(1.9L ディーゼルと組み合わせているとの事)
今のところBT-50 2025年モデルを発表したのはオーストラリアとメキシコのみですが、生産工場があるタイを中心とするASEAN等でも販売されているので今後続々と発表が行われるはず・・・。
特にメキシコを含む北米市場でマツダのピックアップトラックが販売されるのは2010年頃まで販売されていたプロシード(Bシリーズ)以来なので、どれだけ反響や需要があるのか気になるところですね。
(日本でもトヨタハイラックスの人気に加えて三菱トライトン導入の動きがあったので欲しい人多いかも・・・?)
令和6年能登半島地震災害・9月21日豪雨被害の義援金受付関連。
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令和6年(2024年)能登半島地震に係る災害義援金の受付について | 石川県
・豪雨被害用リンク(令和7年3月31日まで受付)
・富山県公式HP(令和6年12月27日まで受付予定)
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