マツダ創立100周年を記念して制作された書籍「マツダ百年史(エピソード編)」
この書籍の製作の裏側を特集してる雑誌があるので取り上げます。
”マツダ百年史(エピソード編)”はマツダ創立100周年を記念して製作された社史。
マツダ社員や取引先、業界関係者など向けに贈呈された本です。
Start Your Enginesでも清水和夫さんが手元に届いたマツダ百年史を紹介。
僕も外出自粛要請前にマツダブランドスペース大阪で少しだけ目を通しました(営業再開後に続きを読みに行かなければ・・・)
今日は仕事の合間にブランドスペースヘ寄ってこの本を軽く読んできました♪
— taku2 (@taku2_4885) 2020年3月18日
非売品なのが勿体ないくらい中身が濃いですね…。 pic.twitter.com/shlAIIzNqu
そんなマツダ百年史の制作の裏側を今回特集した雑誌は”driver 2020年7月号”
モータージャーナリストの桃田健史さんが百年史制作チームを取り纏めているマツダ広報本部の温品貴幸さんにテレビ会議で取材インタビューされています。
数ページにわたってインタビュー内容が掲載されている事に加えて、すべてをここに書くのはマズイので特に気になった点だけピックアップします。
〇マツダ百年史を制作開始した時期について。
広報本部に「社史チーム」を結成して企画検討をスタートさせたのは2014年11月。
ただし、本当の下準備は2011年から始めていた。
これは温品さんが2010年にマツダ創立90周年WEBページを担当した時、もっと資料を整理しておけばよりパワフルな内容になるという思いから。
〇編纂(へんさん)の方針について。
いいことだけ集めて美談集にはしたくない。
マツダの歴史はいいときも悪い時もある。
事実としては失敗でもそこから学ぶことがあるというメッセージを伝える事を目的として編纂を進めてきた。
(編纂=多くの文献を集め、それに基づいて新しく記述した書籍を作成する事)
〇今回配布された”エピソード編”以外も出てくるのか?
エピソード編に加えて”正史”と”図鑑編”の三部作になる。
一般的な百年史は「正史に資料集が付属」という形式が多いが、マツダの場合は企画段階から三部構成の案で固まっていた。
現在、編纂作業の正念場で正史と図鑑編は約1年遅れで登場予定。
一般的な社史はお祝いする年の翌年くらいに出るのがセオリーだが、何年も前から3冊も準備していて100周年に何も出ないのは・・・・と考えて短期間で出せそうなエピソード編を出した。
まだまだ興味深い内容が書かれているのでdriverを購入して読んでみてください(笑)
すでに多くの関係者へ配られているエピソード編ですが、一般的にこのような社史がお祝いする年に出てくるのはかなり珍しいことのようです。
さらに三部作になるのもマツダらしいコダワリを感じますね。
個人的な希望として、社史という特性上から一般向けに販売されるものでは無い代わりに、何らかの形でより多くの人に目を通してもらえるようになるといいなとは思います・・・。
もうしばらく先に出てくる予定の正史と図鑑編も楽しみですね♪