メキシコに続いてアメリカでも導入が発表されたMAZDA3ターボモデル。
これに合わせて既存のモデルを含めたMAZDA3 2021年モデルの詳細がアメリカとカナダで発表されました。
前回取り上げたアメリカでもMAZDA3ターボモデル導入が発表されたブログ。
公式プレスリリースが続いて発表されていました。
まずはアメリカ向けのMAZDA3ターボモデルのより詳しい内容。
エンジンスペックは前回のブログで書きましたが
250馬力(オクタン価93使用の場合、オクタン価87使用だと230馬力)
プレスリリースによると「SKYACTIV-G 2.5ターボエンジンはMAZDA3用として特別にチューニングされていて応答性と信頼性を向上させている」との事。
MAZDA3ターボはファストバック・セダン両方に設定され、グレードは2つ。
2つのグレード共に基本的には日本仕様のLパッケージに相当する装備内容です。
「MAZDA3 2.5 TURBO」
〇新たに判明した主な装備内容
・セダンはブラックカラーフロントグリルとフロントバンパー加飾。
・”TURBO”エンブレム(リアとエンジンカバー)
・大径マフラーカッター
・レザー内装
・サンルーフ
・エンジンスタートボタンリングとグローブボックスレバーがクロームメッキ
・フレームレスミラー
・6か月または2GBの試用範囲付きの車載Wi-Fi
・専用アプリによるリモートスタート機能
「Mazda3 2.5 Turbo with Premium Plus Package」
〇追加される装備。
・フロントリップスポイラー(ハッチバックのみ)
・リアルーフスポイラー(ハッチバックのみ)
・トランクスポイラー(セダンのみ)
・トラフィックジャムアシスト
・360°ビューカメラ
・フレームレスミラーにHomelink(自宅ガレージのシャッター開閉機能)追加。
正式発表前にMAZDA3ターボモデルのグレード名は「PREMIUM PLUS」になるという噂が出ていましたがコレの事だったようです。
ほぼ噂通りになって一安心(笑)
MAZDA3はターボモデルと共に2021モデルの詳細も発表されました。
2021年モデルでの変更点は
・SKYACTIV-G 2.5ターボモデル追加
・SKYACTIV-G 2.0(155馬力仕様)搭載モデル追加(セダンのベースグレードのみ)
・6か月または2GBの試用範囲付きの車内Wi-Fi(全グレード)
・専用アプリによるリモートスタート機能
・ハッチバックにもSELECT PACKAGEを設定。
ハッチバックにもSELECT PACKAGEを設定する事でセダンとグレード構成が同じになりました(上の画像は2020年モデル)
ターボモデルの内容でも触れましたが、車載Wi-FiとリモートスタートがCX-30に続いてMAZDA3にも標準装備。
2020年モデルも5月に行われたマツダ専用アプリ「MyMazda」米国版の更新で使えるようになってましたが2021年モデルでついに正式発表となっています。
販売価格は後日発表予定との事。
ターボモデルは年末までに、その他のモデルは来月販売店に届く予定。
続いて、カナダマツダもMAZDA3ターボモデルを含む2021年モデルを発表。
ターボモデルの概要はほぼアメリカ仕様と同じですが、一部だけ異なります。
・グレード名は「MAZDA3 ”GT” TURBO」
・アメリカ仕様の Premium Plus Packageと同等のPremium Packageが用意されているがスポイラー類はパッケージに含まれていない。
・車載Wi-Fiとリモートスタート機能は無し。
スポイラー類はPremium Packageに含まれていませんが、カナダでは日本と同様に純正アクセサリーオプションで用意されているので同じ仕様にすることも可能です。
カナダではMAZDA3に100周年特別記念車が用意されることがすでに発表済みですが、設定はターボモデルのみの模様。
ちなみに、アメリカ仕様も含めてセダンのターボモデルにはフロントバンパー加飾が装着されると書かれていますが、これは日本仕様のSKYACTIV-X搭載車に与えられているバンパー左右のメッキ加飾部分の事だと思われます。
これまで北米仕様のセダンにはこの加飾が無かったので。
カナダマツダはターボモデルの価格一覧も発表。
標準となるセダンのGT TURBOの価格が32,900カナダドル(日本円換算で約261万円)
そこから・・・
ハッチバックを選ぶと1,000カナダドル追加(日本円換算で約7万9千円)
Premium Packageは2,000カナダドル(日本円換算で約15万8千円)
100周年特別記念車はGT TURBOから4000カナダドル追加(日本円換算で約31万円)
ターボモデル以外のMAZDA3カナダ仕様も2021年モデルからSKYACTIV-G 2.0搭載モデルが追加。
ターボモデルは年末までに、その他のモデルは来月販売店に届く予定。
価格やグレード構成等は後日発表予定との事。
アメリカとカナダで発表された内容は以上となります。
今回の大きなトピックであるターボモデルは基本的にアメリカとカナダで同じ仕様ですが、100周年特別記念車を発表したのはカナダのみとなっています。
アメリカ向けの100周年特別記念車は現時点で発表されているのがMX-5(ロードスター)のみでMAZDA3やCX-5にも用意されるという噂もありましたがこのあたりがどうなるのか気になるところ・・・・。
あと、セダンのみですがSKYACTIV-G 2.0搭載モデルが追加されたのも注目点。
北米向けMAZDA3は上級グレードが想定以上の販売台数を記録しているのに対してベースグレードがそれほど売れてない状況でした。
このあたりもどうなるのか気になるところです。
次はターボモデルの実車や試乗インプレが公開されるのを楽しみに待ちたいと思います。