日本で2022年の一部商品改良モデルが発表された「CX-30」ですが、米国マツダも新しいモデルイヤーとなる"2023年モデル"を正式発表しました。
CX-30に関しては日本仕様の2022年一部商品改良モデルが8月に正式発表済み。
海外仕様もこの流れに合わせて新しいモデルイヤーを発表する事が有力でしたが、米国とカナダのマツダが"2023年モデル"を正式発表しています。
日本仕様と同様に改良範囲は少なめですが順番に紹介。
改良ポイント①:SKYACTIV-G 2.5(NA)は気筒休止システムを再び採用して燃費を改善、加えて最高出力もUP。
CX-30北米仕様に搭載されているSKYACTIV-G 2.5(NA)は気筒休止システムをアップデートして燃費を向上。
合わせて最高出力も「186hp ⇒ 191hp」へUPされています。
これは一足先に2023年モデルが発表されたMAZDA3と同じ改良内容となっています。
改良ポイント②:衝突・安全機能をより強化。
〇改良内容(全グレード共通)
・リアシートベルト用テンショナー追加。
・BピラーとCピラーの改良。
・フロント・リアのドアトリムに"Shin pad(すね当て?)"を追加。
ニュースリリースには「これらの改良を行う事で米国道路安全保険協会(IIHS)の新しい安全評価基準に準拠する」と記載されています。
マツダは米国道路安全保険協会(IIHS)の安全性評価試験で最高評価を獲得し続けているので、このあたりも抜かりなく改良を行った感じですね。
改良ポイント③:グレード構成やパッケージオプションを一部整理。
〇米国仕様
米国仕様のCX-30に用意されているSKYACTIV-G 2.5ターボモデルは、これまで「2.5 TURBO」「2.5 TURBO PREMIUM」「2.5 TURBO PREMIUM PLUS」の3グレード構成でしたが、2023年モデルでは「2.5 TURBO」が廃止されました。
〇カナダ仕様
カナダ仕様のSKYACTIV-G 2.5(NA)搭載モデルの最上級グレード「GT」には、より安全装備をより充実させるパッケージオプション"ADVANCED VISIBILITY PACKAGE"が用意されていましたが、2023年モデルではパッケージに含まれる内容が標準装備化されたので無くなっています。
改良ポイント④:車両本体価格の値上げ。
〇米国仕様
〇カナダ仕様
全グレード値上げされている中でも特に「2.5S Carbon Edition」や「SKYACTIV-G 2.5ターボモデル」は1,000ドルも値上げされていますが、もしかするとメキシコ製と日本製による違いが出ているのかもしれません。
少なくともSKYACTIV-G 2.5ターボ搭載モデルは全て日本製だったはずなので・・・。
現時点で確認できる改良ポイントは以上となりますが、日本仕様と同様にそれほど大きな変更は無い代わりに車両本体価格はそこそこ値上げされた感じですね・・・。
両国のニュースリリースに発売開始時期は記載されていませんが、おそらくそれほど期間を空けずに現地でも発売開始されると思われます。
北米ではこれからラージ商品群SUVの導入が本格化しますが、コンパクトなCX-30も引き続き人気を集める事を期待したですね。