9月24日からマツダブランドスペース大阪で特別展示されているコスモスポーツ。
今回時間が出来たので訪問してきました。
マツダブランドスペース大阪では創立100周年を記念して6月からさまざまな車両の特別展示を実施されていますが、9月24日から新たにコスモスポーツの特別展示がスタート。
特別展示開始の前日に通りがかりでチェックしていましたが(笑)今回改めてちゃんと訪問してきました。
※現在マツダブランドスペース大阪では新型コロナウイルス感染予防の観点から入場制限を実施されています(同時に入場出来るのは3組まで、滞在時間は1時間まで)
訪問時には事前に電話で予約する方がスムーズに入場できるのでおススメです。
まずはいくつか撮ってきた写真を・・・・。
今回展示されてるコスモスポーツはホイールベースが短い前期型で右ハンドルの輸出仕様”110S”
この車両はマツダのレストアプロジェクト第1号車で、マツダ創立100周年特集が掲載されたカーグラフィック誌2020年11月号でも表紙と試乗インプレ記事に登場しています。
カーグラフィック最新号、手元に来ました♪ pic.twitter.com/6eckgDMLwC
— taku2 (@taku2_4885) 2020年10月1日
カーグラフィック誌の記事によると、この個体はコスモスポーツ登場時に行われたヨーロッパ8000kmデモンストレーションランドライブの完走車との事。
コスモスポーツのデザインはR360クーペなども担当した小林平治氏によるもの。
両車共に2ドアクーペという事もあってかR360クーペとコスモスポーツのデザインはどこか同じ匂いを感じます。
側面まで回りこんだリアウィンドウの形状は特に似てる部分ですが、この形状はその後歴代RX-7やRX-8、ユーノス・コスモ等のロータリー搭載車に引き継がれていきます。
そして、フロントガラスには”東洋工業”のコーポレートマークも入っていました。
今回久しぶりにコスモスポーツを間近で見る事が出来ましたが、改めて他のどの車にも似てないデザインであると共にコンパクトでボディの上下方向が薄い車である事を実感。
現代より安全基準なども緩めでボンネットを低くすることも容易だった時代に創られたとは言え、このサイズ感はロータリーエンジンでしか成しえなかった気がします。
今後の安全基準も厳しくなる可能性が高い事を考えると、復活が期待される次世代ロータリースポーツもレシプロエンジン搭載モデルでは実現不可能なスタイルがより重要になるかもしれません。
マツダブランドスペース大阪でのコスモスポーツ特別展示は11月9日まで。
現在は同時にMX-30のプロトタイプ展示も開催中です(こちらは10月12日まで)
合わせてご興味のある方は是非一度足を運んでみてください。