今週新たに公開されたマツダが出願中の特許は55件。
かなり多い件数の中から気になった内容を取り上げます。
まずは「変速操作装置の組立方法及び変速操作装置」という題名の内容。
特開2020-175759 | 知財ポータル「IP Force」
こちらは「縦置き用の手動変速機(=MT)」に関する内容ですが、資料には”FRベースの四輪駆動車”と記載されているので次世代ラージ群モデル向けである可能性が高そうです。
MTの設定車種が減少傾向になっていますが、今回のような特許出願が出てくるとやはり嬉しいですね。
資料に記載されている特許の目的は・・・・
車室内空間を出来る限り大きくすることが可能でかつ車体のフロアトンネル部の強度及び剛性の低下を抑制可能な、変速操作装置の組立方法及び変速操作装置を提供すること。
ちなみにマツダの特許関連では2年ほど前に「縦置き用7速MT」に関する内容も登録されていますが実際はどうなるのか気になるところです・・・・。
「手動変速機」というマツダの特許。
— taku2 (@taku2_4885) 2018年5月30日
まさかの「7速MT」の特許内容!
「出力軸が車両の前後方向にのびてる」という記述から縦置き用MT(のはず)https://t.co/r1faxv2qmc pic.twitter.com/xMp5U0M9xu
続いては「車両のパワートレイン装置」という内容。
特開2020-175850 | 知財ポータル「IP Force」
こちらはマツダの特許で定番化している縦置き用8速ATに関する内容。
トルクコンバータが無いという構成もこれまでに出た資料と同じです。
資料に記載されている特許の目的は・・・
エンジンと自動変速機とを備えた車両のパワートレイン装置において、エンジン始動時に自動変速機の出力側に伝達されるエンジンのトルク変動を抑制すること
最後はタッチパネル式エアコンパネルに関する内容が多く出てきてるので順番に・・・。
特開2020-175814 | 知財ポータル「IP Force」
資料に記載されている特許の目的は「選択した設定対象を視覚的に容易に確認できる車両用操作入力装置および車両用操作入力方法を提供すること」
特開2020-175815 | 知財ポータル「IP Force」
資料に記載されている特許の目的は「停車と走行とで入力の違いを搭乗者に認識させることができる車両用操作入力装置および車両用操作入力方法を提供すること」
特開2020-175816 | 知財ポータル「IP Force」
資料に記載されている特許の目的は「前記車載空調装置が前記オート設定モードで動作している場合に、設定内容の変更を防止できる車載空調用入力装置および車載空調用入力方法を提供すること」
特開2020-175817 | 知財ポータル「IP Force」
資料に記載されている特許の目的は「接触温度調整装置の使用を促すことができる車載温度調整用入力装置および車載温度調整用入力方法を提供すること」
特開2020-175818 | 知財ポータル「IP Force」
資料に記載されている特許の目的は「所望の設定値の入力をより簡単な入力操作で実施できる車両用操作入力装置および車両用操作入力方法を提供すること」
特開2020-175819 | 知財ポータル「IP Force」
資料に記載されている特許の目的は「選択した設定対象を視覚的に容易に確認できる車両用操作入力装置および車両用操作入力方法を提供すること」
MX-30で採用されたタッチパネル式エアコン操作パネルとボタン配置は似ていますがグラフィック表示などがやや異なります。
MX-30開発時に検討された仕様という可能性もありますが、今後出てくるマツダ車に採用されるのか気になるところ・・・。
個人的にはMAZDA3から採用された気持ちいい感触のスイッチ・ダイヤルを継続して欲しいところですが。
今週気になった内容は以上となります。
来週以降も気になった内容があれば取り上げていきたいと思います。