つらつらとMAZDA

マツダに関する備忘録的ブログ。

北米マツダ社長がMX-30の導入など今後の展開について語っています。

マツダにとって今後より重要なマーケットになる北米市場。

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(画像 NetCarShow.com)

その中で北米マツダの社長が現地メディアの取材で今後について語っています。

 

今回取り上げるのは米国の自動車メディア「The DetroitBureau」の記事。

取材に答えているのは2019年から北米マツダの社長を務めているJeffrey H. Guyton氏。

現職の前はマツダヨーロッパの社長を務めていた方です。

 

今回取り上げた記事の中から気になった内容をピックアップしていきます。

Q1:多くのメーカーが電動化の方針を示していますがマツダの方向性は?

Well-to-Wheelの観点で2050年までに温室効果ガスを90%削減する計画です。

大量の化石燃料で発電された電気でEVを走らせてもカーボンニュートラルとは言えない。

2030年までにEVも含めてCO2排出量を削減していくが、発電を化石燃料に依存している地域には非常に燃焼効率の高いエンジンを搭載した車種を用意する。

次世代のEVプラットフォームはトヨタ等多くの日本メーカーと関わった成果(EV C.A. Spirit)を生かして開発する。

 Q2:近い将来のマツダの電動化計画はどうなっていますか?

アラバマ州にて建設中の新工場で生産される北米向け新型SUVマツダ製のパワートレインと一緒にトヨタのハイブリッドシステムも採用する事を先日発表しました。

具体的な時期は発表していませんが、プラグインハイブリッドを含めた次世代ラージ群も遠くない将来に発表されるでしょう。

欧州ではMX-30のEV仕様が発売されたのに加えてロータリーレンジエクステンダーもいずれ追加予定です。

そして、米国にもMX-30のロータリーレンジエクステンダーが導入される予定です。

 Q3:米国向けのモデルに電動デバイスがより採用されるのはいつ頃ですか?

2025年までには多くのモデルに何らかの電動デバイスが採用される事になると思います。

Q4:自動車業界が新型コロナウイルス感染騒動の影響を受けた2020年、その中でマツダは創立100周年を迎えましたがどのような年でしたか?

今年は不安定な一年でしたがその中でいくつかの記録があった事を嬉しく思っています。

まず今年の夏は米国マツダにとって過去最高のマーケットシェアを獲得しました。

多くのディーラーが過去最高の売上高を記録している事に加えて認定中古車ビジネスも目覚ましい実績を記録しました。

Q5:マツダはこれまでより高級なポジションでビジネスを行ってるように感じますがいかがですか?

新しい商品群とターボエンジン(SKYACTIV-G 2.5ターボ)によってより高いレベルのデザインとドライビングダイナミクスを提供できるようになりました。

この組み合わせがプレミアムな車を求める人々にとって魅力的なものになることを願っています。

なのでMAZDA3とCX-30にターボモデルが導入されたのはマツダにとっても非常に有望だと考えています。

何より注目なのはMX-30のロータリーレンジエクステンダー仕様を米国に導入予定である事ですが、Guyton氏はそちらの方が米国市場に適切とも証言されてるのでEV仕様は導入しない可能性もあるかもしれません。

あと、北米市場にとってMAZDA3・CX-30の2.5ターボモデルはかなり期待が高いモデルのようです。

海外フォーラム上でもすでに手に入れたユーザーさんが多数見受けられるのでユーザーからの反響も大きい様です。

 

今後は北米向け専用SUVとラージ群モデルが重要になってくるはずなので発表が楽しみですね。