つらつらとMAZDA

マツダに関する備忘録的ブログ。

米国とカナダでMX-30 EVモデル導入が正式発表、ロータリーマルチxEVモデルも2022年に導入予定。

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(画像 MAZDA USA)

SNSを通じて導入予告されていた北米向けのMX-30 EVモデルが米国とカナダで正式発表されました。

公開された情報はまだ一部ですが出来る限り詳しく取り上げたいと思います。

 

米国マツダは4月13日に公式SNSを通じてMX-30 EVモデル導入が近い事を予告。

この点からそれほど遠くない内に正式発表されると見込んでいましたが、早速米国マツダとカナダマツダがプレスリリースを発表。

〇米国マツダ公式ニュースリリース

〇カナダマツダ公式ニュースリリース

発表されたパワートレインのスペックや主要装備は欧州・日本仕様と同じです。

一足先にTwitterで触れましたが、それぞれの公式HPで特設サイトもオープンしているのでそちらも合わせて出来る限り詳しくチェックします。

 

〇米国マツダ

(特設ページ)

All New Mazda MX-30 Electric Car & Plug-in Hybrid Vehicle | Mazda USA

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(画像 MAZDA USA)

・今年秋にまずはカリフォルニア州で発売開始、他の州は2022年に順次導入予定。

プラグインHV(ロータリーマルチxEV)仕様は2022年導入予定。

・充電ネットワーク「ChargePoint」と提携。

環境規制が特に厳しいカリフォルニア州から優先的に販売開始する戦略のようです。

そして、今回注目なのは「ロータリーマルチxEV仕様車(かもしれない)画像」が公開されている点。

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(画像 MAZDA USA)

赤線部分に”rotary”という記述があり、画像の車両もよく見ると給油口(矢印部分)があります。

この画像が正確だとするとロータリーマルチxEV仕様は他のモデルと外観上の差別点が無さそうですが、エンブレムが違う可能性もあるので続報が気になるところ。

 

さらにプレスリリースにはロータリーマルチxEVに関してもう一つ気になる記述が・・・(一部引用)

 “This technology is being engineered for nearly silent operation and will replenish the battery rather than drive the wheels. As a result, the MX-30 will always drive like the engaging EV that it is, but with freedom to charge from the wall or on the go.”

このテクノロジーロータリーエンジン)はほぼ無音で動作するように設計されており、ホイールを駆動するのではなくバッテリーを補充します。その結果、MX-30は常に魅力的なEVのように運転しますが、壁からでも外出先でも自由に充電できます。

以前「ロータリーマルチxEVは欧州のルール変更の影響を受けて駆動も担う事になった」という情報が出ていましたが、米国マツダのリリースでは発電用と記載されています。

欧州では基本的に「レンジエクステンダー」と記載されているのに対して、米国マツダは「プラグインハイブリッド」となっているのでマルチxEVの特徴を生かして地域によって仕様が違う可能性も考えられます。

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(画像 MAZDA)

 この辺りは詳しい技術発表でチェックしたいところ。

 

〇カナダマツダ

(特設ページ)

MX-30 zero-emission electric vehicle | Mazda Canada

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(画像 カナダマツダ)

基本的な発表内容は米国と同じですが、販売する地域はこのように記載されています。

・2021年秋からケベック州ブリティッシュコロンビア州で販売開始。

それぞれ「モントリオールケベック州)」と「バンクーバーブリティッシュコロンビア州)」という都市圏が含まれるので、都市部での使用をメインと想定していると思われます。

今のところその他の州での販売に関しては記載されていません。

 

カナダマツダの特設ページではボディカラーも紹介されています。

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(画像 カナダマツダ)

現時点では3トーンのみ紹介されていますが、単色カラーの設定に関してはまだ公表されていません。

 

現時点で公開されている情報は以上となります。

今回のMX-30 EVモデル導入に合わせて北米マツダ社長のJeff Guyton氏はこのようなコメントを寄せています(自動翻訳ベース)

Mazda is preparing for the fast-changing US market demands by taking a multi-solution approach to electrification,” 

マツダは電動化にマルチソリューションアプローチを採用することで、急速に変化する米国市場の需要に備えています。

“The battery-powered MX-30 will begin the introduction of additional electrified models, including a series plug-in hybrid with a rotary generator for MX-30, a plug-in hybrid for our new large platform, and a traditional hybrid for our new American-made crossover. While these powertrains will be optimized for their platforms, Mazda fans can expect great driving dynamics and beautiful design across all models.”

MX-30 EVモデルを皮切りに「発電用ロータリーエンジン採用のシリーズプラグインハイブリッド」「新しいラージプラットフォームのプラグインハイブリッド」「新しい米国製クロスオーバー用の従来型ハイブリッド」などの電動化モデルを導入します。

これらのパワートレインはプラットフォームに合わせて最適化されますが、マツダファンはすべてのモデルで優れたドライビングダイナミクスと美しいデザインを期待できます。

マツダは当初から「2030年頃までに販売する全モデルに電動デバイスを採用する」と公表しています。

ちなみに同じ北米に該当するメキシコマツダは現時点でMX-30導入を公表していませんが、今年は「MAZDA2」「MAZDA3」「CX-30」にM-ハイブリッド仕様を導入予定。

欧州・日本に続いて北米でも電動デバイス搭載モデルの販売が本格的に拡大していく事になりそうです。