4月に発表されたから少しずつ情報が出ている中国向けのCX-30 EVモデルですが、今回は車両スペックや装備に関する情報が出てきています。
CX-30 EVモデルに関しては発表されてから随時情報を取り上げてきました。
これに続いて今回取り上げるのは中国の自動車メディア「太平洋汽車(PC AUTO)」の記事。
リンク先では中国の産業省(?)が公開したCX-30 EVモデルの登録資料を取り上げています。
〇1枚目の画像
上海モーターショーのマツダブースに展示されていた時と同じ白色の車両ですがよく見ると違う部分がいくつかあります。
改めて上海モーターショーに展示されていた車両と比較。
・ホイールサイズが違う(おそらくCX-5・CX-8用17インチアルミホイール)
・フェンダー上部のモールがボディ同色では無く未塗装。
・ドアパネル下部のボディ同色パネル(e-SKYACTIVエンブレム付き)が未装着。
・ルーフレール無し。
確認出来る限りでもこれだけの違いがあります。
ホイールサイズ等から今回出てきた画像の車両はCX-30 EVモデルのベースグレードという可能性が高そうですね。
〇2枚目の画像
一見すると新たなポイントは無さそうですが、今回取り上げた太平洋汽車の記事には「よりスポーティな雰囲気を強めるためにテールランプがブラックアウトされている」という記載が・・・。
そこで上海モーターショーの展示車、通常のCX-30の画像と比較。
正直なところ、上海モーターショーの展示車では通常のCX-30と違いは感じませんでしたが、今回取り上げた車両のテールランプは明らかに黒さが増してるように見えます。
このあたりは通常モデルとの差別化という意味合いもありそうですね。
〇3枚目の画像
こちらはEVモデルの主要装備を網羅した資料のようです。
先に触れた画像からも分かる通り、ホイールは19インチ・17インチ共にCX-5・CX-8純正をそのまま採用するようですね。
〇4枚目の画像
こちらはスペック表です。
〇車両サイズ(カッコ内は通常のCX-30との差)
・全長:4,410mm(+15mm)
・全幅:1,852mm(+57mm)※
・全高:1,655mm(+115mm)
・ホイールベース:2,672mm(+19mm)
※全幅はおそらくドアミラーも含めた数値の可能性が高いので実際は通常のCX-30とそれほど変わらないと思われます。
〇パワートレイン関連
・搭載されるモーターの最高出力は「160kW」
・航続距離は「400km」
・搭載バッテリーは「寧徳時代新能源科技(CATL)」製
※「寧徳時代新能源科技」は中国にある世界最大手のEV用バッテリーメーカー。
MX-30 EVモデルは「最高出力:107kW」「航続距離:256km(WLTC)」「パナソニック製バッテリー」
CX-30 EVモデルはすでに合弁先である長安汽車のパワートレインを採用と報じられてるので全く違う構成となっています。
車両重量は「1,770kg」「1,805kg」の2つが記載されていますが、これはグレードによる装備の違いによる差だと思われます。
ちなみに通常のCX-30とMX-30 EVモデルの車両重量はこちら。
・通常のCX-30で最も重いSKYACTIV-X車(AWD・6AT)が「1,560kg」
・MX-30 EVモデルは「1,630kg」
CX-30 EVモデルは後続距離が400kmなのでより多くのバッテリーを搭載して上記の数値になったのでしょうね。
一クラス上のCX-5・CX-8用ホイールが採用されるのも納得という感じでしょうか?
今回出てきた情報・画像は以上となります。
CX-30 EVモデルに関しては段階的に情報が出てきていますが、内容を見るほど中国専用車種らしい独自ポイントが出てきて中々面白い事になっていますね。
以前取り上げた情報では6月頃から量産が開始されるとの事なので、まだ出ていないボディカラーの実車や試乗インプレなども楽しみなところです。