昨日、マツダが「駆動用ロータリーエンジンを採用したハイブリッド車」に関する特許を出願している事を取り上げましたが、欧州でもほぼ同様の特許を出願している事が明らかになりました。
駆動用ロータリーエンジンを採用したハイブリッド車の特許出願を取り上げた昨日のブログ。
インホイールモーターの採用も視野に入れてる事に加えて、説明図で描かれている車体が明らかに2ドアクーペ・スポーツカーなのでTwitter等でもかなり大きな反響が・・・。
こちらの内容は日本で出願された特許ですが、欧州でもほぼ同じ内容の特許が同時期に登録されている事が明らかになりました。
今回取り上げるのは「欧州特許庁」のデータベース。
こちらでマツダの特許を検索してみるとかなり気になる内容が出てきました。
〇1件目(EP3932712A1)
〇2件目(EP3932714A1)
〇3件目(EP3932730A1)
基本的な構成は昨日取り上げた内容とほぼ同じです。
・駆動用ロータリーエンジン
・48Vハイブリッド車
・フロントにインホイールモーター
ただし、大きな特徴は「ロータリーエンジンは"3ローター"を想定している事」
スパークプラグのホールとローターハウジングが3つあるのを確認出来ます。
駆動用ロータリーエンジンに関するマツダの特許出願はこれまでにも多く取り上げましたが、ブログを開始してから3ローターを想定した内容が出てくるのは初めてです。
さらに3件目では車体に搭載した状態も記載されていますが、よく見ると車体はこれまでブログで取り上げてきたアルミ製スペースフレーム(画像右)と少し似てるような気も・・・・(笑)
昨年9月に出願公開されたアルミ製スペースフレームのフロント廻りに関する説明図を見てもエンジンルームの広さはちょうど3ローターが収まるようにも見えますからね・・・。
いつも通り"あくまで特許"とはいえ、2019年頃から現在まで次世代スポーツカーに関係していると思われる具体的な特許がここまで連続して公開されるのを見ると期待はどうしても高まってしまいますね!
今回欧州で公開された特許はこの後日本でも出願公開される可能性も十分考えられるので引き続き情報に注目しておきたいと思います。