つらつらとMAZDA

マツダに関する備忘録的ブログ。

北米向けのマツダ車は半導体や部品不足の影響で一部の装備が削減される可能性。

(画像 MAZDA USA)

 

多くの業界に大きな影響が出続けている半導体や部品不足ですが、北米向けのマツダ車ではいくつかの装備を削減する動きが出ているようです。

 

今回取り上げるのは以前から北米を中心とするマツダ車の情報を発信している事でおなじみ「Jonathan Sewell」さんのYouTubeチャンネル

半導体や部品不足の影響について取り上げている動画が新たに公開されていますが、その内容を見ると・・・・。

・北米へ新たに割り当てられるマツダの2022年モデル(現行モデル)は装備やパッケージオプションにいくつかの変更がある。

マツダ半導体・部品に限りがある中で2022年後半から生産台数を増やすために「CX-30」「CX-5」「CX-9」の一部グレードの標準装備をさらに削減する事を決定している。

CX-5 2022年モデルを例に挙げると、一部グレードで「BOSEサウンドシステム」「Sirius XM(北米専用の衛星ラジオ)」の削減がすでに実施されており、続いて「パワーリフトゲート」も一部グレードで削減される予定。

マツダは来年までに新型SUV(おそらくラージ群SUVの意味)を順次発表する予定ですが、実際に発売開始されるタイミングは遅れる可能性も考えられる。

現時点で北米を中心に導入予定のラージ商品群SUV第2弾「CX-90」の発売が2023年にズレ込む話は出ていないが可能性は考えられる。

日本でも以前から車種を問わずに「BOSEサウンド付きの仕様を選ぶと納期がさらに掛かる」という話が出ていましたが、北米ではCX-5ですでに設定自体を削減する動きが出ていた模様。

動画内のJonathan Sewellさんの話を聞く限りだと、CX-30やCX-9でも一部グレードでBOSEサウンドシステムやパワーリフトゲートの設定を削減する可能性が高いようですね・・・。

 

ちなみにパワーリフトゲートに関しては欧州マツダの副社長も「中国のロックダウンの影響で関連部品が不足している」と証言しており、電動テールゲートを除いた仕様をお客様に再提案しているとの事。

日本でもMAZDA3/CX-30でe-SKYACTIV-G 2.0を新設定する代わりにグレード設定の縮小や一部装備の削減という話が出ている一方で、CX-5CX-8等の他モデルで欧米のような仕様変更や対応を行う話や噂は今のところ出ていません。

日本や欧州ではラージ商品群第一弾SUV「CX-60」の販売も本格化していますが、こちらの販売開始時期等にも影響が出てこないのか少し心配になってきますね・・・。

 

一部メディアでは半導体・部品不足の影響が来年以降も続く予測が出ていますが、出来る限り小さな影響で収束していく事を願うのみです。