マツダの最量販車種として高い人気を集め続けている「CX-5」ですが、本日10月14日に2022年商品改良モデルが正式発表されました。
CX-5に関しては北米マツダが新しいモデルイヤーとなる「2023年モデル」を7月下旬に正式発表。
これに続いて日本でも9月に注文受付を一旦停止する案内がマツダ公式HPで掲載されていたので、北米仕様に続いて改良が実施される可能性が高まっていました。
そのような流れで本日マツダから商品改良が正式発表されたので、内容を順番に紹介していきたいと思います。
(発売は11月中旬予定)
改良ポイント①:ボディカラーラインアップに「ロジウムホワイトプレミアムメタリック」が追加。
北米仕様の2023年モデルと同様に日本仕様でも「ロジウムホワイトプレミアムメタリック」が新たに設定。
CX-60で初登場した匠塗第3弾のボディカラーですが早くも最量販車種であるCX-5にも展開されました。
代わりにラインナップから無くなった「スノーフレイクホワイトパールマイカ」もホワイト系のボディカラーなので違いがやや分かりにくいかもしれませんが、北米の販売店に届いているロジウムホワイトプレミアムメタリックの実車画像を以前取り上げたのでよろしければ参考にしてみてください。
改良ポイント②:マツダコネクトはApple CarPlayのワイヤレス接続に対応。
ここ最近採用車種が増えてきているApple CarPlayのワイヤレス接続機能が、CX-5にも今回から採用されました。
・「SmartEdition」は選択不可。
・「Proactive」「Black Tone Edition」「Field Journey」「L Package」はメーカーセットオプションで選択可能。
・「Sports Appearance」「Exclusive Mode」は標準装備。
一方で、CarPlayとAndroidAutoに関する注意点として「初期配車車両は使用不可となっており、納車してから使用できるように対応予定」と案内されている点。
これに関してはCX-8の商品改良モデルでも同様の話題が出ており「来春頃に無償で対応」という噂も出ていますが、購入検討されてる方は念のため販売店で確認される事をオススメします。
改良ポイント③:USB Type-C端子が選択可能に。
CX-60でマツダ車初採用となった「USB TypeC端子」がCX-5でもフロントのみ導入されました(リアシート用端子は全グレードTypeAのまま)
ただし、グレードによって従来のTypeAも設定が残っています。
・「SmartEdition」はTypeA端子のみ。
・「Proactive」「Black Tone Edition」「Field Journey」「L Package」はTypeA端子が標準装備でTypeC端子はメーカーセットオプション。
・「Sports Appearance」「Exclusive Mode」はTypeC端子が標準装備でTypeA端子は選択不可。
改良ポイント③:マツダコネクトのナビゲーション用SDカードが「アドバンス2」に。
これまでCX-5に設定されていたナビゲーション用SDカードはアドバンスでしたが、今回の商品改良でCX-60と同じ「アドバンス"2"」になっていました。
機能やデータ容量はほぼ同じですが、CX-60と同様に地図画面の下部分が半透明で表示される可能性が考えられるので、これに関しては実車でチェックしたいところですね・・・。
改良ポイント④:特別仕様車「Field Journey」は19インチアルミホイールも選択可能に。
昨年の大幅改良で追加された特別仕様車"Field Journey"はこれまで17インチアルミホイール(専用のグレーメタリック塗装)のみでしたが、今回の商品改良で「19インチアルミホイール(切削加工×ブラックメタリック塗装)」もメーカーオプションで選択可能になりました。
欧州仕様に設定されているField Journeyと同等のグレード「Newground」では19インチアルミホイールが標準装備だったので、日本でも同じ仕様が選択可能になった形ですね。
ただし、19インチアルミホイールはオールシーズンタイヤでは無いのでそこだけはご注意を。
改良ポイント⑤:パワーリフトゲートは"ハンズフリー機能付き"のみに。
これまで「Proactive」「Black Tone Edition」「Field Journey」はボタン式のパワーリフトゲートが標準装備でハンズフリー機能付きはメーカーセットオプションという設定でしたが、今回からボタンで操作するパワーリフトゲートが廃止されました。
これによってこの3グレードでパワーリフトゲートを希望する場合はハンズフリー機能付きをメーカーセットオプションで選ぶ必要があります。
CX-5に関しては部品不足の影響でパワーテールゲートの"レスオプション"が今年7月頃から設定されていましたが、今回の設定変更を見ると部品不足の影響はまだ続いているようですね・・・。
改良ポイント⑥車両本体価格の値上げ。
先に商品改良が発表されたMAZDA3・CX-30に続いてCX-5も車両本体価格が値上げされています。
〇ガソリンエンジン搭載モデル
〇ディーゼルエンジン搭載モデル
(※マークが付いてるグレードは6MT車の設定あり)
「Proactive」「Black Tone Edition」「Field Journey」の値上げ幅はまだ少なめですが、先に触れたようにこの3グレードはボタン式のパワーリフトゲートが無くなったので、代わりにメーカーオプションのハンズフリー機能付きパワーリフトゲートを選んだ場合は他のグレードと同等の値上げという考え方も出来ますね・・・・。
今回確認できた改良・変更内容は以上となります。
昨年に大幅改良を実施した事もあって今年は比較的小規模な改良ではありますが、CX-60で初採用された「ロジウムホワイトプレミアムメタリック」や「USB TypeC端子」を早くも導入しているのは力が入ってるポイントと言えそうです。
一方で、外的要因とはいえパワーリフトゲートの設定や車両価格上昇はやや気になるところでしょうか・・・。
発売開始は11月中旬頃になれば全国各地の販売店へ実車も配備されると思うので機会があればチェックしてみたいと思います。