日本や欧州の一部で商品改良が発表された「MAZDA3」ですが、ベルギーとポーランドで発表された商品改良で興味深い内容が含まれています。
「MAZDA3」に関しては今月に入ってからすでに日本・オーストラリア・英国・ドイツで商品改良が正式発表。
国によって細かな違いはありますが、基本的には「マツダコネクト用ディスプレイのサイズUP(8.8⇒10.25インチ)」や「ボディカラーにセラミックメタリック追加(ドイツは除く)」等の改良が実施されています。
他の国や地域でもほぼ同じ改良が実施されると思っていましたが、ベルギーとポーランドで興味深い改良内容が発表されました。
両国で発表された改良内容がこちら。
・マツダコネクト用ディスプレイのサイズUP(8.8⇒10.25インチ)
・AppleCarPlay / AndoirdAutoはワイヤレス接続に対応、ナビアプリの行先案内をヘッドアップディスプレイに表示可能。
・USB TypeC採用。
・ワイヤレス充電(Qi)追加。
・エアコン操作パネルのボタン配置が一部変更。
・ステアリングスイッチの色がシルバーからブラックに変更。
・「AT誤発進抑制制御」と「ドライバーモニタリング」がCX-60と同等の性能に進化。
・サイバー攻撃に対するセキュリティのアップデート
・ボディカラーラインアップに「セラミックメタリック」と「ジルコンサンドメタリック(※)」を追加。
基本的にはこれまで紹介した国と同じ改良内容ですが、赤色で示したのがこれまでに無かった改良ポイント。
まず一つ目は「サイバー攻撃に対するセキュリティのアップデート」
ここ最近は無線通信でソフトウェアアップデート(OTA)に対応している自動車が出てきていますが、欧州では国連で定められた法規「UN-R155(サイバーセキュリティー)」「UN-R156(ソフトウェアアップデート)」への適応が昨年から開始されており、来年7月からは継続生産車を含む全ての車両が対象になります。
今回含まれてるセキュリティのアップデートもこれを見据えた対応だと思われますね。
そして、何より今回注目なのはボディカラーラインアップにセラミックメタリックだけでなく「ジルコンサンドメタリック」も追加された事。
すでに商品改良が発表された4か国では追加されて無かったので、このタイミングでさらに追加があったのは驚きです。
これまで「CX-50」「CX-5」「MX-30」「ロードスター(MX-5)」に設定されていますが、ついにハッチバック・セダンにも展開される事になりそうですね(セダンは選択不可の可能性もありますが・・・)
一方で気になるのはポーランドマツダが「今年秋から選択可能」と案内している事。
今のところ2024年モデルの発売開始時期は公表されていませんが、ジルコンサンドメタリックのMAZDA3のみ発売が遅れるとすれば少し違和感もあります。
グレードやパワートレインによって発売時期が異なる事例は多々ありますが、ボディカラーによって異なる事例は記憶に無いので・・・。
まさかとは思いますが、2021年のように年間2度の商品改良が実施されるとか無いですよね?(笑)
今のところベルギーとポーランド以外でジルコンサンドメタリックが追加される噂は出ていませんが、今後日本等でも追加されるのか気になるところですね・・・。