つらつらとMAZDA

マツダに関する備忘録的ブログ。

欧州で「MX-30 R-EV(Rotary-EV)」の試乗レポートが公開、一般道~アウトバーンで燃費計測を実施したメディアもあり。

欧州と日本で導入が正式発表されている「MX-30 R-EV(日本名:Rotary-EV)」ですが、欧州ではついに試乗レポートが出始めています。

 

 

「MX-30 R-EV(日本名:Rotary-EV)」は今年1月に欧州でワールドプレミアされて日本でも9月14日に国内導入と先行予約が開始。

さらに、欧州マツダの公式Twitter(現:X)で量産車が欧州に届き始めた事も明らかになっています。

着々と販売開始が近づいてる状況ですが、欧州ではついに試乗レポートが公開され始めました。

 

 

〇英国メディア「CARMAGAZINE」

〇イタリアメディア「motorionline」

〇イタリアメディア「automoto.it」

〇「motor1.com(イタリア版)」

各記事によるとMX-30 R-EVの試乗会がドイツ・ミュンヘンで開催されたようですが、ソウルレッドクリスタルメタリックのR-EVが公になったのは初めてだったはず・・・。

動画では走行中のシーンも映っていますが、これを見る限りだとロータリーエンジンの動作音は無くて振動の少なさや静粛性も優れてそうな印象です(レポーターの声で聞こえてない可能性もありますが・・・(笑))

 

さらにCARMAGAZINEとmotorionlineの記事には実際に走行した燃費も掲載されているので参考までに紹介・・・。

☆カタログ燃費(WLTP)

  カタログ数値(WLTP)
低速モード 47.9mpg(約16.9km/L)
中速モード 39.2mpg(約13.8㎞/L)
高速モード 44.1mpg(約15.6㎞/L)
超高速モード 29.7mpg(約10.5㎞/L)
総合燃費 37.2mpg(約13.1㎞)

 

☆CARMAGAZINEの計測結果

ミュンヘンを開始地点とするテストルート(おそらく一般道)で「約91.1mpg(約32.2㎞/L)」

アウトバーン走行では「約56.5mpg(約20.0㎞/L)」の数値を記録。

motorionlineの計測結果。

ミュンヘン空港~アウクスブルク市街地までの約94㎞を、全てノーマルモードで走行。

・バッテリー残量が40%になるまでの約60㎞は全てEV走行、その後エンジンが作動して到着時にディスプレイの燃費表示を確認すると「4.9ℓ/100km(約20.4㎞)」の数値だった。

アウトバーン走行も含めてカタログ燃費(WLTP)より優れた数値を記録していますが、特に市街地を中心とする一般道はカタログ数値より大幅に優れた数値を記録。

PHEV車の場合は充電施設の使用頻度やバッテリーの充電残量によって数値が大きく変わってくるはずなのであくまで参考値ではありますが、エンジンの動作頻度が増える高速道路などを走行してもある程度優れた数値になる気がしますね・・・。

日本の場合は欧州より速度レンジが低いので、シリーズハイブリッド式のMX-30 R-EVにとってより有利な環境かもしれません。

 

 

欧州では量産車が届き始めた事に加えて試乗レポートも公開され始めたのでまもなく発売開始されると思いますが、先日の神戸マツダファンフェスタで聞いたところ日本でも早ければ今月末ごろから試乗車や展示車の配備が始まるようなので、国内メディア等による試乗レポートも近日中に解禁されるかもしれません。

ロータリーエンジンの復活はもちろんですが、元々MX-30自体の走りやフィーリングもかなり好印象だったので、Rotary-EVモデルでどのようになっているのか楽しみです。