つらつらとMAZDA

マツダに関する備忘録的ブログ。

スペインで開催されたエコランイベントで「CX-60 e-SKYACTIV D 3.3搭載車」がクラス優勝、昨年のCX-5に続いて2年連続クラス優勝を達成。

(画像 スペインマツダ)

日本でも優れた燃費で人気を集めている「CX-60」の直6ディーゼルエンジンモデルですが、スペインで開催されたエコランイベントでもクラス優勝を達成したようです。

 

 

〇スペインマツダ公式ニュースリリース

スペインマツダニュースリリースによると「今月15・16日にかけてスペインで開催された"ALD Ecomotion Tour"でCX-60がクラス優勝を達成した」ようです。

 


「ALD Ecomotion Tour」は欧州の自動車リース・フリート大手会社ALD Automotiveが2007年から開催しているエコランイベント。

制限時間内でチェックポイントを通りつつ主催者が設定したルートを走行するラリー形式で、カタログ燃費(WLTCモード)よりどれだけ優れた燃費を達成出来るのか競うイベントとなっています。

これまではスペインの首都マドリッド近郊を約250㎞走行する形で開催されていましたが、今年は開催地をスペイン東部の主要都市サラゴサウエスカ周辺に移して走行距離も275㎞以上に延長。

クラスは「EV」「PHEV」「HV」「純内燃機関」の4つに分けられており、昨年はCX-5 SKYACTIV-D 2.2搭載モデルがカタログ燃費よりさらに37.15%優れた燃費を記録して純内燃機関クラス優勝を達成しています。

(昨年の模様を撮影した動画)

 

今年も20のブランド・25車種が出場していましたが、マツダ車では「CX-60 e-SKYACTIV D 3.3搭載モデル(200ps仕様/2WD)」がHVクラスに出場。

カタログ数値よりさらに35.01%優れた「3.25L / 100Km(約30.7km/L)」の数値を記録して見事HVクラス優勝を達成しています。

(画像 スペインマツダ)

☆CX-60 e-SKYACTIV D 3.3(200ps/2WD)

・カタログ数値(WLTP)・・・・・5.0L / 100km(20.0km/L)

・今回記録した数値・・・・・・・3.25L / 100Km(約30.7㎞/L)

日本でもカタログ数値以上の燃費を記録したユーザーさんを見かける機会が多いCX-60のディーゼルエンジン搭載モデルですが、今回のイベントでも30km/L越えの数値を記録。

燃費を競うイベントではありますが、ALD Ecomotion Tourはアウトバーンだけでなく燃費に不利な都市部やワインディングも含まれてるので、ある程度参考になる数値かもしれません。

ただ何よりサイズが大きくて車体重量も約1.9トンあるSUVという事を考えるとかなり驚異的な数値ですね・・・。

 

欧州では一部メーカーの不正でディーゼルエンジンの需要が減少していますが、車体サイズが大きいSUV等を中心にまだまだ需要は残る気がしています。

今年後半に発表予定となっている「CX-80」にもe-SKYACTIV D 3.3が搭載されると思いますが、個人的にはCX-60欧州仕様に搭載予定と公表されている直6ガソリンエンジン"e-SKYACTIV X 3.0"も優れた燃費性能を備えている予感がするので正式発表が楽しみですね。