2024年内に日本や欧州へ導入予定のラージ商品群SUV「CX-80」ですが、欧州ではパワートレインに関する新たな情報が出てきています。
CX-80はラージ商品群の中でも主に日本や欧州に導入予定の3列シートSUVで、当初は今年秋頃にワールドプレミアされるのが有力視されていましたがスケジュールが数か月程度遅れて今年発表・発売予定。
これまでパワートレインに関しては「CX-60」と同じラインナップになる事が有力視されていましたが、欧州のマツダ関係者がパワートレインについて明言されています。
今回取り上げるのはアイルランドの経済メディア「BUSINESS PLUS」が1日に公開した記事。
アイルランドマツダのJohn Perry社長が2024年の動向について取材を受けた記事ですが、その中で2024年に登場予定の新型モデルについてもコメント。
With the continued expansion of our PHEV model line-up, we will launch two new models in 2024. The MX-30 PHEV will arrive in the showrooms for January sales. This plug-in hybrid comes with a rotary powered range extender which will charge the battery when needed to a distance of almost 700kms.
Later in 2024 we will also see the launch of the three-row CX-80. This will take the position as the new flagship model for the brand, with engine options of PHEV, Skyactiv-X petrol, and a new super-efficient diesel engine.
PHEVモデルラインアップの継続的な拡大に伴い、2024年に2つの新モデルを発売します。MX-30PHEVは、1月の販売に合わせてショールームに登場します。このプラグイン・ハイブリッド車には、必要なときにバッテリーを充電し、700km近い距離を走行できるロータリー式レンジ・エクステンダーが装備されています。
2024年後半には、3列シートのCX-80も発売される。PHEV、Skyactiv-Xガソリンエンジン、そして新しい超高効率ディーゼルエンジンから選べる。
アイルランドでは今月から「MX-30 R-EV(Rotary-EV)」の販売が開始されるのに続いて、2024年後半に「CX-80」を発売予定。
さらにCX-80のパワートレインラインナップについてもSKYACTIV-Xが選択可能になる事を明言されています。
現在SKYACTIV-Xに関しては、直列4気筒版の「e-SKYACTIV X 2.0」がMAZDA3・CX-30に搭載されていますが、欧州マツダは2022年3月のCX-60ワールドプレミアで直列6気筒版の「e-SKYACTIV X 3.0」を発表。
2022年の発表以降ほとんど情報が無い状態でしたが、今回のコメントによってCX-80に搭載されるのはほぼ確実になりました。
(CX-60ワールドプレミア時のブログ記事)
ちなみに直列4気筒版には高応答エアサプライ(スーパーチャージャー)が採用されていますが、欧州マツダのリリースによると直列6気筒版は過給機を搭載していないようなので、環境規制に対応しつつ6気筒NAらしい滑らかな回転フィールをより味わえる予感がします。
おそらくCX-80登場に合わせてCX-60にも直列6気筒版SKYACTIV-X搭載モデルが追加される可能性が考えられますが、そのタイミングで初の商品改良も実施されたりするかもしれませんね・・・。
現時点で直列6気筒版のSKYACTIV-X導入を公表しているのは欧州マツダのみですが、個人的にSKYACTIV-Xは排気量が大きいほど本領発揮するエンジンだと思っているので、環境規制が厳しくなる今でも6気筒NAのフィーリングを味わえる選択肢として日本市場にも導入されると嬉しいのですが・・・。
CX-80自体は3月にワールドプレミアや生産開始の噂も出ているので、引き続き情報に注目しておきたいと思います。
・石川県公式HP(令和6年1月4日から受付開始)
・富山県公式HP(令和6年1月5日から受付開始)
※:新潟県は現時点で義援金受け付けを行っていないようなので、日本赤十字を通じた義援金やふるさと納税で貢献するのがいいかもしれません。