日本ではすでに販売開始されている「ロードスター2023年大幅商品改良モデル」ですが、主要マーケットの米国と英国にも実車が届き始めています。
ロードスター(MX-5)に関しては昨年後半に大幅商品改良モデル(海外は2024年モデル)が各国で発表されていますが、今のところ販売・納車が開始されているのは日本のみ。
これまで海外は今月に台湾マツダが先行展示を行った程度でしたが、メインマーケットの米国と英国でもようやく実車が届き始めています。
〇米国
北米マツダは1月下旬にMX-5 2024年モデルを正式発表していましたが、米国の自動車購入情報サイトAutotraderをチェックすると販売店に届いた実車が2台掲載されています。
☆ソフトトップの"Grand Touring"(マシーングレープレミアムメタリック)
☆ソフトトップの"Grand touring"(ジルコンサンドメタリック)
今回出てきたのはどちらも米国仕様の最上級グレード"Grand touring"で、トランスミッションも両方6AT。
基本的には日本仕様の"L Package"と同等装備のグレードですが、北米仕様は2.0Lエンジンのみなのでホイールも17インチ。
Grand Touringはオプションでスポーツタン内装も選択可能になっていますが、日本や欧州仕様で採用されているベージュカラーのソフトトップは何故か導入されていません。
あと、フロントグリルを見るとMRCC用のレーダーがありますが、米国仕様でMRCCが装備されているのは今回取り上げたGrand Touringの6AT車(ソフトトップ/RF)のみになっています。
〇英国
欧州圏内では昨年10月から順次2024年モデルが正式発表されていましたが、英国マツダがついに実車を撮影した公式画像を公開しています。
2024 Mazda MX-5 | refining an icon | Inside Mazda
☆1.5 EXCLUSIVE LINE(ジルコンサンドメタリック)
☆2.0 HOMURA(ソウルレッドクリスタルメタリック)
☆RF 2.0 EXCLUSIVE LINE(エアログレーメタリック)
英国マツダの公式写真は毎回ロケーションも含めて美しいですが、今回も3種類の実車画像を公開。
EXCLUSIVE LINEは日本仕様の"L Package/VS"とほぼ同等のグレードですが、エンジンは1.5L・2.0L両方を選択可能。
HOMURAは日本仕様の"RS"と同等のグレードですが、エンジンはソフトトップ/RF共に2.0Lのみ。
欧州仕様ではスポーツタン内装とベージュカラーのソフトトップ等を採用した特別仕様車「KAZARI(日本仕様のV SELECTIONと同等)」がドイツなど複数の国で設定されていますが、英国仕様は現時点で未導入となっています。
ちなみに、今回取り上げた3台のフロントグリルを見るとMRCC用のレーダーが装着されていませんが、欧州仕様はナンバープレートとレーダーが僅かに被る事が理由でMRCC自体が採用されていません。
個人的にロードスターのMRCCはフロントレーダーの取り付け位置や見た目の違和感がある事だけでなく、欧州のナンバープレートに対応出来てない状態のまま採用した事に違和感を感じています。
アウトバーンで長距離移動する機会が多い欧州でもMRCCのリクエストは多いと思いますが、仮に今後欧州仕様にもMRCCを採用するにはレーダーの取付方法やレーダー自体を再度改良する必要があるはず・・・・。
そう考えると欧州のナンバープレートも解決してから導入する方がコストや手間も含めて良かったのでは?という疑問が湧きます(素人考えだとは思いますが)
話はやや逸れましたが、今回実車を確認できたのは米国と英国ですが、おそらくドイツを中心とするEU圏内でもまもなく実車の配備が進むと思われます。
ようやく日本以外の主要マーケットでも販売が本格化していきそうですが、今年はロードスター誕生35周年なので、関連イベントや記念車の有無も含めてまだまだ動向に注目ですね。
・石川県公式HP(令和6年1月4日から受付開始)
・富山県公式HP(令和6年1月5日から受付開始)
※:新潟県は現時点で義援金受け付けを行っていないようなので、日本赤十字を通じた義援金やふるさと納税で貢献するのがいいかもしれません。