今週の出願公開も気になる内容がありました♪
詳しく見ていきます・・・・。
今週注目したのは「インホイールモーター」に関する5件の出願内容。
特開2019-194052 | 知財ポータル「IP Force」
特開2019-194053 | 知財ポータル「IP Force」
特開2019-194054 | 知財ポータル「IP Force」
特開2019-194055 | 知財ポータル「IP Force」
特開2019-194056 | 知財ポータル「IP Force」
主にコンパクト性、信頼性と操縦性の両立、出力性能と冷却性能の両立が課題の内容です。
マツダのインホイールモーターに関しては9月の「ハイブリッド駆動装置」という出願公開にも含まれてました。
マツダの"あくまで出願公開"「ハイブリッド駆動装置」
— taku2 (@taku2_4885) September 26, 2019
電動機による駆動の強化と内燃機関の運転フィーリングを十分に楽しむことができるFRベースのHV。
・フライホイールレス化で応答性向上
・トランスアクスル式
・インホイールモータ(No.20)
・ダブルウイッシュボーンhttps://t.co/sLOAiWZUOA pic.twitter.com/dwr4au5jm9
今回はインホイールモーターにフォーカスした内容です。
まずは基本的な構成図を・・・
・FRベースの48Vハイブリッド車両
・フロントにインホイールモーター搭載(No.5)
・インホイールモーターは120Vで駆動の17kWの三相誘導モーター(SRモーター)を想定
・エンジン(No.3)はフライホイールレス、No.4は主駆動モーター
・トランスミッション(No.6c)がリアに搭載される模様(トランスアクスル)
・ダブルウィッシュボーン式フロントサスペンション
まあすごい内容になってます(笑)
トランスアクスルだと「RX-VISION」をどうしても思い浮かべてしまいますね。
前回の出願では4気筒エンジンでしたがどうなのか・・・
続いてインホイールモーターの図を・・・
よく見るとブレーキキャリパー(No.26)も対向ピストン式のようです。
基本的な構成を見ても次世代ラージ群か新型ロータリースポーツを想定してるのが有力でしょうか?
インホイールモーターを採用する理由として「動力の伝達効率を高める」という記載が最初にありました。
さらに・・・
切替スイッチによってEVモードが選択されたとき、発進時及び低速走行時は主駆動モータ(No.4)のみで駆動し、高車速領域である加速走行時はインホイールモーターを作動させて主駆動モーターと協働して駆動させる。
また減速時、主駆動モーターとインホイールモーターは発電機として機能し、運動エネルギーを回生して電力を生成する。主駆動モーターによって回生された電力は、バッテリー(No.8)に、インホイールモーターによって回生された電力は、キャパシタ10aに蓄積される
48Vハイブリッドという事でEVモードも想定されてます。
最近スーパースポーツでもHVになってきましたが「走りたいときに思いっきり楽しみ、人が多い街中などでは静かにジェントルに走る」という事がマツダ次世代ラージ群や新型ロータリースポーツでも可能になるのかもしれませんね♪
”あくまで特許や出願公開”なので必ず市販車に反映されるわけではありませんが、ここまで具体的な内容が出てくると次世代ラージ群に対する期待も高まります😉